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鉄道

踏切横断中に線路が目に入り、いろいろな記憶が思い出された。最近は列車に乗ることが少なくなったが、以前はよく利用した。

日本の鉄道の整備は素晴らしい。

どのような田舎の路線に乗っても静かに走行する。レールのつなぎ目の音も静かだ。

オーストラリアには何度も行ったが、国土が広いので殆どの移動は飛行機を利用していた。

ある時、面白半分で、シドニーからメルボルンまで鉄道を利用してみた。特急で14時間ぐらいかかる。

起きていても退屈なので夜行列車の特急を選んだ。線路の整備が悪いのがすぐ分かった。走行中、左右にブレて落ち着かない。レールのつなぎ目も平らではなくガタンゴトンと音が大きい。

寝心地の悪い列車だったが、疲れで眠り込んだ。夜中の3時頃だったか、とんでもなく大きな音がして、列車が跳ねたような振動が起き、体が壁に叩きつけられて、目が覚めた。

脱線したんだと思うくらいの衝撃だったが、なんのアナウンスもなく、そのまま走行を続けた。

そういえば、オーストラリアの工業技術はあまり評価されていなかった。オーストラリアの自動車ホールデンもブランド廃止が決定したそうだ。突然クラッチが効かなくなってエンストしたり、人気はなかった。

日本の鉄道は人員を目的地に運ぶための手段として機能していて、時間は正確だ。

イタリアの鉄道は走行する列車の座席を確保するための料金を支払う。その列車が遅れようとあまり関心がない。座席に代金を払っている。

もっと、いろいろな国の鉄道に乗ってみたい。


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