《カジノのホール》の香りを妄想する
いつの時代も社交場にはさまざまな人が集うもの。
元々は貴族のための場だったものが、近代以降にはブルジョワの人々も出入りしはじめる。やはりそれに連れて、その中の人間関係は複雑になって行ったようだ。それが夜のカジノともなれば一体どんな魑魅魍魎まで紛れ込んでいたことやら……と、ついサスペンスドラマのような妄想をしてしまう。
例えば女相手の詐欺師、身分を偽って潜り込んだ女、澄ました顔をして狡猾なやり手の御婦人……
【ジョルジュ=バルビエのイラストレーション】
今回妄想する作品は