ドラマ25時、赤坂で(番外編)
私が
作品のストーリー以外に
ドラマ25時、赤坂で
のどこにハマっていったかつづっていきたい
はじめに
冒頭の2人のキスシーンの映像のきらびやかさに惹かれたからだ
背景の店内のきらびやかで
少し妖艶なライトの色彩が
羽山の服装含めてルックスとピッタリ合い
その反面
白崎のちょっと堅物そうなルックスで
場の雰囲気と合ってない
正反対な2人のシーンに衝撃を受けた
ドラマの共演者であり恋人役でない限り
2人は交わることのないであろう雰囲気が
あのシーンに凝縮されてるように感じた
ここから
2人何が起きてどう感じ、どういう結末を迎えるのか?
それを見届けたい気持ちになった
このドラマの内容は
人気若手俳優と新人若手俳優が役作りのために恋人になるという内容だ
同時進行で、作中劇も進行していく
昼のゆめという作中劇の内容が全て明かされているわけではなく
ところろどころで作中劇が進行していく
このドラマのすごいところは
作中劇がところどころではあるが、どんな内容でどこまで話が進んでいるかがなんとなくわかり、その作中劇に連動するように、羽山と白崎の関係性が変化していくところだ
6話までは
白崎から視える2人の関係性であったり
白崎の羽山に対する
尊敬する憧れの先輩から恋愛感情をもつ相手へと変化していく心理が描かれており、白崎の心の変化がわかる展開になっている
それと平行して、白崎の俳優として役に対する悩みであったり、スランプを乗り越えていく白崎の俳優としての成長も垣間見れるのもポイントだ
7話からは
羽山から視える白崎への想いが展開していく
それを知るために
羽山の幼少期、白崎と出会った学生時代の過去が明らかになっていく
6話までの羽山は
白崎に対する想いも、その他の事柄に対する
羽山の感情起伏もほとんどわからない
与えられた仕事を淡々とこなし良くも悪くも日々をすごしているようにみえる羽山
しかし、羽山の視点で白崎との関係性が明らかになっていくと、今まで感情があまり見られなかったように見えた羽山が、彼なりに感情を出していることが分かることになる
7話を観たとき
1話から見直したくなる
そんな気持ちにさせられる7話だった
赤坂のドラマの中で
昼のゆめを撮っているシーン
昼のゆめ自体がドラマとして
映し出されてるシーン
それを観ていて
赤坂のシーンなのか
昼のゆめのシーンなのか
一瞬で分かることがすごいと思う
羽山も涼二という役になりきってるし
白崎も拓海という役になりきってる
駒木根さん、新原さんお二人の
演技力にただただ脱帽してしまう
そだけではなく
赤坂の撮影方法と
昼のゆめの撮影方法が違い
観ていて一瞬で分かるように
演出されているそうだ
だからドラマを観ていて
違和感なくそのシーンに没入できるわけだ
私が気づいていないだけで
ひとつのシーンだけでも
よりリアルに
より原作に忠実に
作品が作られているんだと思う
映るか映らないかわからないけど
羽山、白崎のそれぞれの家の家具であったり
生活感あふれる小道具であったり
そこに本当に存在し生活している
それがたくさん散りばめられてる気がする
そして
ドラマのいろいろな情報を追っていくうちに
インティマシーコーディネータさんが入られて
撮影されていたと知り驚いた
私の中ではそういうお仕事があって
海外の映画とかでは活躍されているという
漠然としたイメージしかなかった
日本のおそらく低予算の深夜ドラマで
ICさんが入られるってすごく画期的な事だと
感じてしまった
ドラマの中で作中劇も含め
リアルな性的な表現がされている場面が多く
演じられてるお二人の心境はどんなものだったんだろう?無理してないのかな?と思ってドラマを観ていた時も正直あった
そして具体的にICさんはどのように、撮影に携わり、どこまで意見ができるのだろうか?とも思っていた
これは赤坂の円盤を観てすぐに解決された
ICさんがリハーサル中どのように撮影に携わっているか少しだけ観ることができる
スタッフの方々や俳優さんに対して中立な立場で
撮影を滞りなく円滑に進めていることが明確にわかった
作品にもよるかもしれないけど
赤坂ではかなり意見を出されてたように思う
それをスタッフの方々、俳優さんそれぞれ意見を出し合い形にしていく
お互いの信頼関係がとても深いように感じた
そこに
演じられてるお二人に迷いわなかった
と想えた
作品をより良いものにする
作品携わる方々の想いがすごく伝わってきた
円盤の特典映像の一つとして
収録されていたものだが
それもすごく新鮮で
とても意味のあるものだと想った
こういう私みたいな認識の人間のために
ICさんという方々がいて
撮影に調整役として入ることが
今の時代
すごく大切なことで必要なことだと
感じさせられた作品でもある
そしてなにより
原作・原作者に対し
とてもリスペクトして作品作りがされていると
想っているし
そうあってほしい
と切に願う