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あれから2年 

振り返り

会社を退職してからちょうど2年が経ちました。
今思うと何も考えず、社会に放り出されました。
とは言え意外と住みやすいと言うのが感想です。

ただし、肯定感が無い状態で始めると地獄だと思います。
ポイントは自分の好きなこと、得意なこと、嫌いなこと、苦手なことを知っておくことです。また、事業計画書をかける「夢」を持ち、銀行から融資を受けてまでやりたいビジネスが考えられるかが大切でした。これが無い場合は、向いていないか、まだその時期では無い可能性が高いです。
個人的には、ビジネスは「儲かる」よりも「社会課題を解決できる」がすごく大切だと思っています。これがなければ、長く続けられませんし、迷いが生じ成功も幸福感も得ることが出来ないかもしません。
その目的、ゴールが決まるまでは、会社を仮に辞めてもお金をかけずに遊びまくった方が良いかもしれません。会社を辞めることで見えてくるものも沢山ありました。

実際、僕も2年間で東南アジア各国と全国をずーーーと旅してました。
ただし、生き延びるのに大切なことは「お金をかけないこと」です。

給料という麻薬

私の知人でも会社員時代の生活水準とクセが抜けずに自分では質素な生活をしていたつもりが、周りから見ると大した節約も出来ずに資金が尽きてきてから「貧乏生活」を余儀なくし始めるケースを沢山見てきました。
また、人付き合いによるストレス発散のハイボールも、昇進争いをするための学びも高級時計も必要ないので意外とお金はかかりません。服なんていつ買ったかなーーって感じです。食事も2食でお腹いっぱいだし、基本外食もしない。だって、毎日楽しいことしかしていないので、僕にはToo muchな状態です。

会社員時代から振り返ると、定期的な収入により自分の好きなことが見えなくなり時間の使い方がもったいなかったことと、無駄な人付き合いが多すぎたと反省しています。
人付き合いですが、所詮「人付き合い」で助け合える仲間でも、お互い刺激を受けるほどの仲間でも友人でもありません。
お互いを攻撃しないための同盟や組合みたいなもので、実際、僕は会社員時代も、退職後もほとんどプライベートで会社の人と会うことも遊ぶこともなかった。ただ、退職後に会った人には、沢山助けてもらったし、プライベートで夜遅くまで語り合い、社会に出てからの本当の友人とは、こういう感覚なんだなぁとつくづく思いました。

もうひとつ後悔しているのは、会社員時代は、メンバーシップ雇用の中で評価を受けるために幅広く勉強をしており、大して身に付いておらず、社内での鎧だった気がします。
実際、退職後は、自分が家族を養うために「食っていける」武器を身につけるために1つの学問に集中して深く学ぶようになり、仕事でも活かせています。実際に、ビザスクやプライベートでコンサル依頼がくるまでにスキルが育ちました。

横領事件も経験

振り返りは、ここまでにしてブログを書いていなかった期間のイベントを共有します。

今年の1月まで必死に医療機器の受発注、使用報告、在庫管理などのシステム開発をチームで奮闘していました。
意外と1年半は、部活の合宿みたいで楽しかった。
ただ辛かったのは、以外にも営業活動でした。
何十社訪問してもなかなか実証実験を協力頂ける会社さんに巡り会えず、全体のパイが少ない業界なのでちょっと焦りはありました。
正直、信頼がないのと説明がぶっ飛んでいて、もう少し目の前の「現実」的な課題解決を説明すれば良かったと思っています。
当時は、鼻血が出るくらい夢を語り、実現したい世界を語っていました。

最近では、医療機器販売店の大手7社さまにご協力頂き、北海道から九州までお使いを頂きながら改良を日々行っています。
また、メーカー(製造販売店)や病院もご協力を頂けるようになり、加速度的に実装されています。ここまでは、皆さんのご協力と同時に「ツキ」もあったと思ってます。

労働人口の減少、働き方改革による物流問題、物価上昇、円安・・・医療業界は、外資系も多く、労働環境も過酷ですし、緊急性も高い。
そんな時代のニーズや課題に乗れた気がします。

まだまだデータのAI活用など業界全体が「ハッピー」になるには時間が掛かります。とは言え、応援してくれた皆さんが10年後に業界の主役になっている姿が想像できるスタートラインに立てた実感はあります。
資金面を振り返るとエクイティなどの資本政策は、あまりにも勉強不足でした。とは言え、早期退職による退職金、銀行融資、皆さんからの投資資金、マンションや車の売却と5年間収益化は諦めていたので気持ち的に余裕はありました。
お金が無い時ほど、人の行動は本質、素養として現れます。
僕は、最悪、楽しい仕事だからコンビニバイトで生計を保ちながらでもいいやと思っていました。どうせいつ死ぬか分からないので、毎日、貯金残高は0円で良いと言う気持ちで取り組めたのも大きと思います。

スポーツ事業では、びっくりするくらいの出来事がありました。
とんでもない金額の横領事件です。金額は、ここでは伏せておきますが、期間は約4年間だったそうです。人を信用することは難しく、人はお金に一定数弱い人がいると言うことを学びました。
何よりも事件解決に割かれている時間がすごく無駄で、自分の人生の命を削られているダメージのほうが大きかった。

ビジネス自体は、方針を打ち出し、ソサイチで街を作りたいと思っています。この話は、別のブログでご覧ください。

医療で頂いたお金をスポーツで還元することが僕なりの若者への貢献だし、健康寿命を伸ばす方法なのです。
これからも2つの夢を実現するために医療業界の働き方改革と国民皆保険を守れるサービス、仕組みのサポートとスポーツで人生を豊かにする2つのチャレンジをしていきたいと思います。

最後に

今のところ、成績として0勝0敗1引き分けでしょうか。
何も進んでいませんし、無給で働き、貯金は毎日減っています。
しかし、多くの信頼できる人と物事を進めていますし、若い人たちからも刺激を沢山貰っていて、すごく楽しく働きながら旅を続けています。
お酒も飲むことも減り、夜は21時には布団に入り大画面でNetflixを見て、朝は6時前に起きてヨガやって、仕事して、本読んで、少しだけ英会話とランニングしたら寝る時間です。
もう少し、自然が多い所に住んでもいいかなと思っているので突然引っ越しをするかもしれません。それくらい仕事は会社員時代よりも目茶苦茶やっていますが、自由です。

つまり趣味と仕事が完全に一体化しました。理想的なボヘミアンになれました。はじめから、こうやって生きればよかったと後悔している今日この頃です。また!

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