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#エッセイ
2020.07.22 死んでしまった思い出
人が死んだ思い出を標本のように並べ哀悼と言い換えればいいが愛でてさえいるかのように思い返す。
自己が死に惹かれがちな質であるから、一抹の羨ましさが混じるが大部分は悲しさを覚える。
君たちが死んでしまった世界を私はまだ生きている。
恨み言を言っている。
話すのが楽しかった。居なくなってしまって恨み言を言うのも仕方ないだろう。
昔友達が死ぬとどんな気持ちがするのだろう、と想像したことがある。
その時
2020年4月17日
死ぬタイミングを逃した。
私はあのタイミングで死ぬべきだった。あれが最後のチャンスだった。
日々日々夜の具合悪さに怯えて薬で不安をごまかし、それで社会に迎合しきれない情けなさったらない。
生きている意味がない。見失ったのではなく、元からない。中途半端な子供人間として育った私は、どこにも参加できないまま、布団に埋もれている。
馬鹿か。
書いているのに、書いていても。
読まれたくて書いているのに、私の