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気がつけば、8月も下旬に…!

今年も種籾の選別から消毒、種まきに始まり、田植えをして、今は草取りの真っ最中です。穂をつける前までが、勝負。どれだけ取れるかで、来年の草の量が変わってきます。なぜって? 草が花を咲かせて実をつけたら、それは来年、生えてくる草のタネだから、です。もちろん、今年の稲に栄養が行き渡るように草を取りますが、来年のことも考えながら作業をする、これが稲作のおもしろさの一つです。

上の写真で、私たちが借りている田んぼは、どこでしょう? 黄色っぽく見えるところは、すでに穂をつけて、収穫も間近な地元の方々の田んぼです。そこではなくて、手前の左右、青々としているところが、私たちが育てている稲の様子。

左側は、朝日米です。こちらは、ゆっくり育つ印象です。発芽もゆっくりなので、今年は田植えが6月下旬になりました。

右側は、まんなかあたりで緑色の色が違うことがわかるでしょうか? 左半分は、亀の尾です。こちらは、わりと、さっさか、育ちます。かすかに穂をつけ始めているので、この色です。

左側は、農林22号です。こちらは、マイペースな感じです。コシヒカリの直接の親にあたるので、この近隣で育てられているコシヒカリを見て、今年もよく実ってきたね、と微笑んでいるかもしれません。

朝日米と亀の尾は、コシヒカリより何代も前のご先祖様にあたります。

なぜ、そんな古い品種を育てているのでしょうか?  理由はいくつかありますが、聞かれた時にいつもお答えてしていることは、この3種類は、現存するお米の中で、唯一、品種改良されていないお米だから、です。

昨今、遺伝子組み換え食品やゲノム編集食品が話題になりますよね。すでに、お米の品種にも、遺伝子組み換え米が出回っているそうです。

詳しいことは省きますが、日頃から私は、ヒトへの影響がよくわかっていない遺伝子組み換え、ゲノム編集の食品はもちろん、化学調味料や出どころがよくわからない食べ物を口にするのは、どうなのかな? と思っています。

できるだけ旬の素材を手に入れて、新鮮なうちに手づくりをして食べる。これが昔ながらの食卓のあり方だと思うのです。野菜にしても、魚にしても、肉にしても…。オーガニック であれば、尚いいですね。

私の台所では、調味料もシンプルです。天日干しの海塩、杉樽で仕込んだ昔ながら醤油や玄米味噌、伝統的な静置発酵の米酢、甘みがほしい時には米と米麹と塩だけでつくられたみりん、たまに黒胡椒や山椒、豆板醤や粒マスタードなどを使う程度です。いずれも国産材料が基本で化学調味料が含まれず、日本の調味料であれば昔ながらの製法でつくられたもの、が選ぶ基準。これだけあれば、十分です。一つずつの味がとてもおいしいので、思いつくままに組み合わせるだけで、つゆもタレもドレッシングもおいしくつくれます。なんとかのもととか、ドレッシングは必要ありません。

もっと言えば、お米がおいしいので、おかずも多くなくていい、というのが私の自慢…!?  まさに、一汁一菜。朝昼晩三食、これでイケます。

左から、農林22号、朝日米、亀の尾です。そのままの名前を商品名にできないので、こんなラベルに。

ということで。ただいま、おいしいお米をお値引きして販売しています。

農薬、肥料、除草剤を一切使わずに育てた自然栽培の、品種改良されていない、昔ながらのお米です。

種類は…
✴︎朝日米…さっぱり系
✴︎亀の尾…ねばり系
✴︎農林22号…モチモチ系

いずれも、
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1キロ1,200円のところを800円にいたします。
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税別、送料別ですが。

ほしい方がいらっしゃいましたら、品種と量(3、5、10キロいずれか)と
玄米、ぶづき米、白米のいずれかをご連絡くださいね。

1箱10キロまでお送りできますので、いろいろ組み合わせていただいてもOKです。食べ比べてみてくださいね。お知り合いなどへお知らせしてくださってOKです。FacebookやInstagramで公開してくださるのもOKです。

実は、新米の時より、甘味が増しておいしいのです。9月末までのご予約も承ります。

お問い合わせ、ご注文は…

izutanbo@gmail.com  まで。どうぞよろしくお願いいたします。