読書日記『コンビニ人間』
コンビニ人間の内容は、僕が今悩んでいることを代弁してけれているようで、とても心に響いた。
主人公の女性はコンビニが世界観の全ての生活を続けている。コンビニに自分を合わせ、コンビニ無しでは自分がない。この女性はマニュアルをマニュアルどおりにこなすことが正しく、マニュアルを常に必要としている。
僕は自分と重ねた。自分は身も心も会社に従属している。仕事で一喜一憂し、人生の多くの時間を費やしている。血肉化された会社が自分の中で反響しているように思えるほどだ。僕と会社は同じのように感じる時もある。僕は会社が正義であり、仕事をこなすことが正義であり、こなすのに必要なノウハウが全てのように感じている。僕が僕でないように感じるのが大きな悩みだ。
主人公の女性が可哀想になると同時に自分も可哀想に感じた。そして、どうすればこの悪循環から逃げることができないか、どこで間違ってしまったのかと悔やんで、悔やみきれなかった。
僕は社会不適合者だ。たぶんそうだ。そして、自分が正しいのにと地団駄を踏んでいる。正しいとはなんだろう。あんなに仕事を頑張ったのに悔やむばかりの現実。人生をほろ苦く感じるばかりだった。
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