
#5 ビジネスプランコンテストの結果は?
「やってしまいました。」
ビジネスプランコンテスト当日。
発表は午後からだったのですが、直前まで仕事に没頭しすぎて、気づいたら予定していた出発の時間を過ぎている…!
慌てて家を飛び出しながら、「気持ちに余裕があったんだな、俺」とひとりツッコミ(笑)。
会場は大学の講堂。壇上には、起業家や経営者を中心とした審査員がズラリ。ざっと20人くらいはいたでしょうか。
この空気に圧倒されるかと思いきや、意外にも緊張はしなかったし、むしろワクワクしていました。
というのも、私は普段から講演の機会があるので、人前で話すこと自体には慣れています。
「今日は楽しんだもん勝ちでしょ」くらいの気持ちでステージに上がりました。
そして、事前の発表者オリエンテーションで告げられたのが――
「一番手です、よろしくお願いします。」
……ですよね!
発表者の一覧を見たとき、なんとなくそんな気はしていましたが、やっぱり一番手か(笑)。
でも正直、ホッとしました。待ち時間が長いより、先に終わったほうが気が楽です。
なぜこの順番…?と気になっていたのですが、あとで聞いた話では、エントリー順だったそうです(笑)。

「チンっ」の衝撃
壇上に上がり、スライドをセット。
準備が整ったら、あとは自分のタイミングで発表スタート。
事前に何度も練習していたので、「このスライドでは何分経過しているはず」という時間配分は頭に入っていた。
スマホのタイマーをセットし、狙い通り10分ぴったりで終わるように調整しながら話し始める。
…練習通り、順調。いい感じだ。
そう思っていた矢先。
「チンっ」
突然、鐘の音が鳴る。
残り、3分前の鐘。
思考が一瞬フリーズし、まさかの発表中に心の声が口から出てしまう。
「この音、パニックになるなぁ〜」
「心の声が出ちゃった、ヤバいヤバい」とすぐに冷静さを取り戻し、なんとか時間ぴったり10分で着地。

「10人のスペシャリストを探す旅に出ます」
発表後は7分間の質疑応答。
審査員の一人から、
「今後、組織の成長をどう考えていますか?従業員を増やす予定はありますか?」
という質問が飛んできた。
「私は、組織を大きくすることにはあまり興味がありません。それよりも、必要に応じて各分野のスペシャリストをプロジェクトごとに仲間に加えながら進めていきたい。漫画で例えるならワンピースのような組織を目指しています。」
これを言った瞬間、司会者が困惑した表情を見せていて、「えっと…私はワンピースを読んだことがないのですが、どういうことですか?」
あ…伝わらなかった(笑)。
そこで私は、
「10人のスペシャリストを探す旅に出ます。」
と余計にわからなくなるような話をして終了。笑

結果は優秀賞。正式な賞の名前は “介護職員支援賞”
最優秀賞じゃなかったけど、発表の手応えはしっかりあったし、プレゼンも楽しめた。
何より、審査員の方々が私のビジネスプランに興味を持ち、質問を投げかけてくれたのが大きな収穫だった。
「ワンピース的組織論」は伝わりきらなかったかもしれないけど(笑)、
自分の目指す形をちゃんと伝えられたし、まあ…よしとしましょう!


人材不足という社会課題を解決するために、4月から頑張らないとな〜と身が引き締まる思いが込み上げてきました。
がんばります!
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