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はじめて「私」が選ばれた瞬間。

こんにちは、こんばんは。お久しぶりです。就活についてnoteを書いてまた日が経ちました。綺麗に咲いていた桜ももう綺麗に散って、まだ少し肌寒い日はありますがコートを着ずに散歩にいけるくらいになってきましたね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

あれから怒涛の面接をこなし、勢いよく過ぎていった4月も残り数日になりました。

面接数時間前にもうしんどい、やめたい、色々な不安におしつぶされそうになって泣いてしまったり、面接やESを夢でも書いていたりして眠れなかったり。

人生でこんなにずたぼろな精神状態になったのは初めてでした。


特に4月になると、院に進む友人はまたいつものように大学に行って授業を受けはじめたり、研究室で楽しそうにしていたり。去年まで一緒に授業の話をしていた友人が急に遠い存在になった気がして一人ぼっちになった気がしたりして。見なけりゃいいのにインスタのストーリーでそういうを見ちゃたりして。

私はいつ大学生活に戻れるんだろう、このままどこにも決まらなくて、院にも進めなかったらどうしたらいいんだろう。

そんなことを毎日毎日ふと考えては心が重たくなるような毎日でした。


スマホの通知が鳴り、確認すると友達からのLINEなんてものはなく

「書類選考結果のご連絡」

「一次面接のご連絡」

「選考結果のご連絡」

「二次面接のご連絡」

「貴殿の益々のご活躍を…」

「最終面接のご連絡」


色々な企業から続々とやってくる選考結果。

勿論うれしくなる結果もあったけれど、圧倒的多数を占める所謂「お祈りメール」。

元々自分の学科からは中々珍しい業界を目指していたということもあって尽く落とされていました。周りからも難しい就活になるし、落ちることも覚悟しておいた方がいいと再三言われていました。それでも覚悟を決めて諦めずにやるつもりでした。

・・・けれど、いくら覚悟を決めたからといって実際に一生懸命書いた内容や話した内容が「お祈りメール」として返ってくると、泣き虫の私です、もう本当に体中の塩分が全てなくなるんじゃないかってくらい泣いてしまいました。


しかし、そんな時一番支えてくれたのはやっぱり私の彼でした。

社会人として先に働き、時には彼氏として甘やかしてくれ、時には大人として私を諫めてくれる。この就活でも彼は一時期ふてくされてESを出さなくなった私に何を言うまでもなく美味しいご飯を食べさせてくれ、私が悩みを打ち明けるまで静かに待ってくれていました。私の心身ともにケアを欠かさなかった彼のおかげで就活を走り切ることができたと思います。そして何より彼は私より私を信じてくれていました。私は中学受験、高校受験、これまでこういった人生のレースのようなもので一切成功体験を経験したことがありません、今回の就活においても私は自分で自分を一切信用していませんでした。

しかし、暗示ってあるんですかね、第一志望の企業様の最終面接。尋常じゃないくらい緊張していた私に

「○○ちゃんが信じてなくても俺は○○ちゃんなら受かるって信じてるよ」

凄い真剣な目でこう言われてしまって。さっきまで足が震えるくらい緊張していたのに、この人がこんなに自分を信じてくれているのになんでこんなに不安がる必要があるんだ、と冷静になることが出来ました。

そのお陰もあってか面接では今までで一番というくらい落ち着いて話すことが出来ました。


もうやりきった。これでダメなら志望業界を諦めよう。

終わった後はもうこれでいっぱいでした。憧れの企業に挑戦することができただけ運が良かった。そう自分を納得させている私を彼は静かに見てくれていました。





・・・

それから数時間後です。

気持ちを切り替えて夜ごはんの準備をしながら彼と話をしていたとき、急にスマホが震えだしました。慌てて手に取ると、聞き覚えのある声で。

「○○さん、合格おめでとうございます」

一瞬頭が真っ白になりました。なにせその声の主はさっき話しをした面接官の一人だったんです。


合格


今までの人生で「不」合格しかもらったことが無かったのに。初めて一生懸命努力したことが形として実った。電話を終えてから嬉し涙が零れる私と「信じてた!」と叫ぶ彼。

数日たちましたが改めてこんなにも誰かと喜びを分かち合ったのは初めてだったなと思います。

・・・


そうして怒涛に走り抜けた私の就活はこの1本の電話で終わりを迎えました。

誰の代わりでもない、「私」が選ばれた瞬間。

きっと一生忘れないだろうなと思います。




まだ夢見ごごちのまま思いつくことを書いてしまったのでかなり読みにくい気がしますが、とりあえず自分の気持ちをどこかに書いておきたかったのでお許しを。

支えてくれた彼以外にも、ずっと私を心配してくれていた家族。アドバイスをくれたOB、OGの先輩方、私を気遣って連絡を控えてくれていた友人たち。そしてお世話になった全ての企業の皆様。

このどれか1つでも欠けてしまえば私が夢をかなえることは無かったと思います。関わってくださった全ての方々、本当に感謝しています。

それでは少々長く、それに恥ずかしいことをつらつら書きましたので今日のところはこの辺で。


読んでくれてありがとう。


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