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結局どの物差しで見るかなんだろうなと思った話
今週末のお話会のテーマは発達障害
なので、発達障害についてのあれこれを。
元々私は発達障害をカテゴライズすることや診断とか名前をつけることに抵抗があった。
「私〇〇だから〜」みたいな言われ方をするのってまぁまぁ苦手で。
そんな印籠かざすように言われても困るし。
そんなん言わなくても、付き合っていけばわかることだし、わざわざ命名しなくてもよくね?
って思ってた。(今も若干の思ってるフシはある)
〇〇だから許してねー
ってことなのか
〇〇だから配慮してねー
ってことなのか
しんどさを共有したいのか
わからないけれど
病気だろうが障害だろうが
そうでなかろうが
できないものはできないわけで。
基本的にそういうのもひっくるめて
まるっとその人だと思っているので、そういう名前とかって私的にはあまり関係ないんだけれど。
(故にちっとも覚えられない)
でもこの前、友人が子どもに勉強を教えていて「何で覚えられないの?」って思ってたら所謂軽度な学習障害と診断されて、そこで納得してイライラしなくなったって話を聞いて
自分の物差しだけで見ていてはいけないのだなぁと痛感した。
それでラクになることもあるのなら
それもアリだよなぁと。
だから賛否両論あるんだろうなぁと思うし
いろんな考え方があっていいんだと思っている。
ばななさんのスタンスもまた面白いなぁと思う。
私たちはいつから
できない=ダメ
ってなっちゃったんだろうね。
私自身も特にそういう思い込みが強い。
少なくとも自分に対してはめちゃくちゃ強い。
故に頼るのがめっちゃ下手で、一人で抱え込みすぎて自滅するパターンが多い。
だから頼み上手な人ってホント才能だなぁと思う。
頼られるのって嬉しいからね。
そうやって相手を幸せにしている。
思い返すと、そうやって私はたくさんの人に幸せにしてもらっているんだなぁ。
たくさんの子どもと接していて感じた結論は
発達に遅れがある子の行動は
やることが多いのかも、
立ち止まって物事を見ようよ
というサインなのです。
いいかえると
お母さんや先生は
その子を見守ることで
・その子がやるべきこと
・今はやらなくてもいいこと
・まわりに手伝ってもらうこと
を知るチャンスなのです。
実際ぼくは
その子と接していて
タスクが多すぎるとわかるようになりました。
同時にクラスの他の子にも同様の傾向が見られると分かりました。
こういう見方をすると、不登校とちょっと似てるなぁって思う。
当たり前だと思ってたことを見直したり
頑張りすぎてる自分(親)に気づいたり。
そもそも発達の遅れの「遅れ」って何なんだっけ?って思う。
学年?年齢?標準に対して?じゃその標準ってどこなのさ?それに合わせないといけないのか?
…なんか「?」だらけになってしまう。
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結局のところ、どの物差しで見るのか
ということなんだなぁと思った。
学校が決めた評価基準という物差しで見るのか
一人ひとりに合わせた物差しで見るのか。
これだけ多様性多様性言われて久しいのに
まだまだ単一の物差しで見ているんじゃなかろうか。
これって学校に限らずの話だよね。
だからと言って「そんなん気にするな!」って話にはならいし
「学校が悪い!」って拳を上げろって話でもなくて。
「今」悩んだり迷ったりしてるお母さんやお父さん、先生たちと、一緒に考えたり、違う見方をしてみたらどうだろう?という提案をしていきたいのです。
てか、そこだけじゃないんだよね、本当は。
その「今」の物差しって、結局は周りが作っている物だから。
だからこそ、たくさんの人に届けたいと思う。
お話会参加の締め切りは金曜日までです。
動画視聴もできるけど、シェア会は録画されないので、リアルな声を共有したい方は当日参加がおススメです。多分今回も濃い時間になると思われます。
引き続き、小冊子もよろしくお願いします。
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