
変わらない
図書館の児童書コーナーに立ち寄って気になって借りた本。
大人問題も大好きだったけれどこちらもすごく気に入った。
子どもたちの悩みや質問に対して五味さんが答えるというもの。
順を追わず気になる項目から読んでいったのだが、ついニヤけてしまったり、激しく頷きながら読んでいた。
一番なるほどなぁと思ったのは競争のくだり。
ただ競争がつまらないのは、自分にとって必要もない競争を周囲から強いられるからです。
なんの目的のため競争しているのか、ちっともわからないという場合です。
競争することっていい面も悪い面もある。
なんとなくどちらとも言えないなぁという思いがずっとあったんだけれど、そこか、と。
なんかするんと納得してスッキリした。
なんでも競争させればいいってもんじゃないし、かと言って競争させないようにすればいいってもんでもない。
何のためにそれをしているのか。
これって競争だけじゃないよね、とも思う。
あとは絵のくだり。
絵を大切にしている人は絵のうまい、へたを言いません。よい絵、よくない絵という言い方をします。成功した絵、不成功の絵という見方をします。
ふと絵描きの友人の顔が浮かんだ。
彼女はどんな絵でも嬉しそうに見る。
それが嬉しくてどんなにうまく描けなくても彼女の場ではつい絵を描きたくなってしまうのだが、それは彼女が絵を大切にしているからなんだろうな、と思った。
そしてこの本、初版は1991年で実は30年も前のものだった!
私が中学生の時に読んだらどう思っただろう。
さすがに途中登場する具体的な人物名に少し時代を感じるけれど、それ以外は古さを感じない。
こんなに時代が進化したように思えても、人間が、社会が抱える悩みや問題って全然変わってないんだなぁ。
進歩していないのか、普遍的なのか。
いつか「え?こんなことで悩んでたの?」って思える日が来るためには、きっと五味さんの言うところの「気の毒」じゃない大人たちが増えることが必要なんだと思う。
自分も周りも気の毒なんじゃなく、自分も周りもしあわせにすることをやる。
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そして今日の朝歌
だんだん数えるのが面倒になってきた・笑
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