効率的な歯みがきのための歯ブラシの選び
以前、「歯みがきも正しいフォームで!」という記事を投稿しましたが、今週は歯みがきするための必須アイテムである歯ブラシについてご紹介します。
歯ブラシといっても、見出しの写真の様に普通の歯ブラシのほかにもタフトブラシや歯間ブラシ、フロスなどといった歯の隙間など狭い箇所をピンポイントで磨ける補助ブラシと呼ばれるものもありますが、今回はいわゆる普通の歯ブラシについてです。
普通の歯ブラシを使って少しでも磨き残しを減らせるのでは?という方法があります。それは、歯ブラシを2種類使ってみるという方法です。歯ブラシにはブラシの形状によりテーパー加工とラウンド加工の2種類があります。
テーパー加工は毛先が細く加工されていて、狭いところに届きやすく、一方、ラウンド加工は面的に磨くのに適しています。
つまり、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間はテーパー加工、歯の正面や裏面、臼歯の噛む面などはラウンド加工を使うと、同じ歯磨きをしてもそれぞれの得意箇所がより綺麗になるということになります。
1回の歯みがきで両方の歯ブラシを使えるとより良いですが、どうしても時間がないというのであれば、朝はラウンド加工、昼はテーパー加工、夜は両方など、それぞれの種類を使い分けることでも1種類だけを使うより磨き残しは減るはずです。これはこれで効果的な歯磨きになりますよね。
ただ、普通の歯ブラシだけではどうしても磨き残しがでてしまいます。そこで、タフトブラシや歯間ブラシ、フロスなどの補助ブラシなどを用いると通常の歯ブラシだけではどうしても磨ききれない箇所をピンポイントで磨くことができるようになります。ただし、補助ブラシなどは歯ぐきと接する部分を磨けるため、誤った使い方をすると逆に歯ぐきを傷つけてしまうおそれもあります。これらの補助用具を用いる際は、まずは歯科衛生士による歯ブラシ指導を受けた上で使ってみてください。
いずみ中山歯科では治療、メインテナンスだけでなく歯ブラシ指導も行っていますので、お気軽にご相談ください。