仙台市の歯科検診始まりました
今年も早くも1年の下半期7月に入り2週間ほど経過しましたが、7月1日から仙台市の歯科検診(令和5年11月30日まで)が始まりました。仙台市の歯科検診には「節目検診(歯周病検診)」と「20歳のデンタルケア」の2種類があります。
「歯周病検診」は、30歳、40歳、50歳、60歳、70歳歯周炎や歯周病など口腔内の状況を確認することを目的に実施されています。歯周病とは、歯と歯ぐきの境目に歯垢(プラーク)がたまることで引き起こされる感染症で、激しい痛みなどの自覚症状がないまま進行し、放置すると歯を支える骨が溶けて歯が抜ける病気です。糖尿病などの全身疾患の発症や進行に影響することがあります。令和3年度の仙台市歯周病検診の結果から「進行した歯周炎にかかっている」仙台市民は、30~70歳いずれの年代でも半数以上と多く、若い方や働き盛りの方も例外ではありません。歯周病は治癒することの難しい疾患で、歯科医院で定期的なメインテナンスを受診することで症状を落ち着かせることできるようになります。この機会にご自身の口腔内の状況を把握して、将来的に健全な口腔内環境を維持して行けるよう受診してみてはいかがでしょうか。なお、受診料は自己負担金500円になりますが、自己負担金が無料になる方もいらっしゃいますので、仙台市のホームページや受診券の記載をご確認ください。
一方、「20歳のデンタルケア」は、成人を迎える20歳の市民を対象に、生涯にわたり自分の歯を保持し健康で豊かな生活を送ることができるよう、歯周病予防のセルフケア能力の向上を支援し、あわせて、「定期予防のためにかかりつけ歯科医を定期受診すること」の普及・啓発を目的としています。今年は、平成15年4月2日から平成16年4月1日生まれの方が対象になります。なお、20歳のデンタルケアの自己負担金は無く無料で受診できます。
節目検診(歯周病検診)、20歳のデンタルケアのどちらの検診も6月20日過ぎ頃に対象者の方には受診券が送られています。今年度50歳を迎える私の手元に届いた歯周病検診の受診券をご紹介します。対象者宛に郵送されてきて、開くと受診券、健康な歯と歯周病についてのご紹介、歯周病検診登録医療機関などが掲載されています。
受診券が無いと無料の対象外になってしまうこともありますのでご注意ください。
いずみ中山歯科では、予防とメインテナンスに重点を置いており、歯周病検診、20歳のデンタルケアのどちらも受診できる登録医療機関となっております。まずは口腔内の状況を知ることから始まりますので、是非ともこの機会に歯科検診の受診をお奨めします。