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治療した歯はむし歯になりやすい
今週、来週は今月医院の入口に掲示している案内板の片面をご紹介します。
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今週はまず「治療した歯はむし歯になりやすい」についてご紹介します。
せっかくお金をかけて治療したのにと思われる方は多いかと思います。また、治療したからもう治ったとその後来院されなくなってしまわれる患者さんが多いのも事実です。ただ、治療した歯は再発のリスクがとても高いのです。
では、治療した歯がむし歯になりやすい理由は2つあります。1つ目が、「詰め物」や「被せ物」をした箇所はどんなに精密につなぎ合わせても、細菌レベルでは隙間があり、むし歯菌や歯周病菌のすみかになりやすいこと。また、詰め物や被せ物、素材によってはつなぎ合わせる接着剤などが長年使うことで劣化して欠けたりすることで、むし歯菌のすみかになってしまうためです。
2つ目は、一度むし歯になったということは、その箇所は「歯ブラシを当てにくい箇所」ということで、「むし歯になりやすい箇所」と言えます。なので、そこをしっかりとケアをしないとむし歯が再発する可能性の高い箇所と言えます。
むし歯の再発を予防するためには、毎日のご自身による歯みがき(セルフケア)の見直しと、歯科での定期的なクリーニング(プロフェッショナルケア)の両方が必要になります。一度むし歯になってしまった方は健全な口腔内の方以上にケアが大切になります。定期的に歯科受診をして歯みがき指導を受けて歯磨きを見直すとともに、歯と歯の間など歯ブラシの届かない箇所のクリーニングも行ってもらうようにしましょう。