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劇団☆新感線『バサラオ』観劇記録・9/1(昼)

いつの間にか10月ですね。ようやく秋めいてきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?(急に呼び掛けてみる)
ところで前に投稿したのいつだっけ?その間にもいろいろ観ていたはずなんですが、全然書けてません。進まなすぎてどうやって書いてたっけ?と途方に暮れております…

さて今回の本題。台風が迷走していた最中の9/1に劇団☆新感線の『バサラオ』を観てきました。初明治座です。10ヵ月半振りの新感線です。そういや去年『天號星』を観に行った時も大雨だったな…

㊗️初明治座!こんな幟が立つんですね!
まだ雨は降っていません
でも後ろの垂れ幕は閉じられてますね(台風対策?)
お祭り気分🎶
でもなんだかブレてますね…
小さい幟もありました!
ワクワクさせてくるなあ🙌


自分の美貌を武器に天下取りを狙うヒュウガと、彼の軍師となったカイリのバディ物のピカレスクロマン…というざっくりした情報を基に観に行きました。
登場人物が一筋縄ではいかない曲者揃い。誰が誰を騙し裏切るのか予想のできない展開!
そして今回歌とダンスが多いのでRXだと思っていたら、いのうえ歌舞伎でした(サントラCD買ってしました(*´∀`)ノ)。


で観終わった後…ザワザワが止まらなくて気持ち悪くなりました。なんだこれ?(これでもほめてます)
2004年の『アカドクロ』から20年新感線を観続けてきたけど、初めての感覚。20年観ていてもまだ新たな感覚が生まれてくるものなんですね?

ぼちぼち感想(という名の妄想とたわごと)でも書いてみましょうか?ちょっと記憶違いなところがあるかもしれませんが気にせずスルーしていただけると助かります(なんせ記憶力が…)。
以下ボカしつつも急にネタバレしたりするのでご注意ください(ネタバレせずに書きたかったけど無理でした…)。

喫茶室でコラボメニューの散華ソーダを飲んでみました
色がきれいです…でも何の味?


主人公のヒュウガ(生田斗真さん)ですが…そこから登場ですか!(どこからだよ?)さすが主人公。最初からワクワクさせてきますね。いきなり歌い踊りまくる!
さてこのヒュウガですが自分の美貌に絶対の自信を持っています。そういうところが憎たらしくていいですね!(ザワザワポイントその①)ゴノミカドと初めて会う場面の「その顔で天下取れる、そう思てる顔や」と言われて「はい」と答える時の悪い顔といったら!この言い方好き。

物語の後半、顔を焼かれたヒュウガが枯れた狂い桜の前で歌う“誰が愛でるだろう”の歌が、美しい顔という自分の存在意義を失った姿が切ないなと思っていたんだが…いやーそう来るか!とびっくり(…私の同情返せ!)

最後の最後までブレない人でした。というより「いちばん厄介な男にいちばん気に入られてるしな」というカイリのセリフがありましたが、自分で自分に魅入られているのかな。ある意味めっちゃ自己肯定感が高い人ですね(…羨ましい)。
よくよく考えると…美しい顔と切れる頭と剣の腕を持っていて、ついでに瞳を見ると魅了されるという術(催眠術?)まで使えるなんて、最強じゃないか!(これを成立させるのってすごいですね?)

ヒュウガは確かに美しいのでしょうが…毒気が強いからあまりお近づきなりたくないですね(((((((・・;)


そして対となるカイリ(中村倫也さん)の方は、まあ掴みどころのない人物ですね。
観る前はコイツ絶対裏切るな、でも最終的には2人でのし上がっていくんだろうなと思っていましたよ(ありがちなパターン)。ところがどっこい(←古い)この2人狐と狸の化かし合い!最終的にはバディ物というよりとんでもない愛憎劇でしたよ…(ザワザワポイントその②)。もちろんこういうの嫌いじゃないよ!というかむしろ大好物です(*´艸`)(…見方がだいぶおかしい可能性があります)
最後の対峙するところなんて、自分の命を囮にして刺し違えてまでヒュウガを殺そうとするなんて…まるで心中かと思いましたよ?(やっぱり見方がおかしいと思います…!)
殺す理由を女の仇だとかなんだかんだ言っていたけど、後付けの理由っぽいなあ。この女の人が殺される前からヒュウガのこと探してたし。殺したくてたまらなくて殺そうとした方に一票!(まあ仇でもいいんですけどね。掴みどころのない人だし)

…などと観ていてだいぶ妄想が暴走なキャラでした(私だけ?)。そういうとこ好きですよ。ふふっ。


そういえば…ヒュウガとカイリが「はーはっはっはっ」と笑う場面がありましたね!この笑いを聞くと新感線観てるなーって感じがして嬉しい♪

天下を取ろうとする2人にとって障害となる人物がゴノミカド(古田新太さん)。
(いや、執権のキタタカとかもいるけども…)
古田さんがなかなか出てきてくれないので「よっ!待ってました!」状態。
登場シーンの“カンド・カンドマ・ハラミッタ”の歌めっちゃ格好良くない?…と思っていたら流刑にした幕府に対する呪いに見せかけて実は晩御飯についての祈りだったというオチ。さっきまでの格好良さはどこへ行った!そしてしゃべり始めると途端に胡散臭く見えるのはなぜ?(関西弁のせいですかね?)
幕府に逆らう気はないと言っていた割に、倒幕の旗印となるのは、ヒュウガの術に呑み込まれたのか、それとも利用しようとしているのか…
武闘派な帝であり、必要ないもの、自分を裏切ったものは容赦なく切り捨てる冷酷な面も持っています。一見関西弁のおもろいおっちゃん風なんですが、怖い人です。それくらいじゃないと帝なんてやってられないのか…敵に回したくないですね(この話こんな人ばっかり)。

ゴノミカドの最期の場面が印象的でした。
一度は枯れた狂い桜が花を咲かせたのは、ゴノミカドの血を吸ったからなんですよね?この桜も結構怖いですね…(密かに陰の主役だと思ってる)

とりあえずこの3人について語ってみた


とはいえ、他にも個性豊かな(というかクセ強な)人物がゴロゴロしてます。

その中でも一番の危険人物がミカドを守るアキノ(西野七瀬さん)でしょうか。
自分が殺した男しか愛せない、胸につけた髑髏たちが恋人…というとんでもない人物。殺し方がえげつないし(めっちゃ楽しそう)生首も掲げるよ!かわいさとのギャップがヤバいよ…!

で私が一番格好良いと思うのは天衣無縫の派手好み、戦上手の女大名サキド様(りょうさん)。
巷で“サキド好み”と噂されるくらいにはっきりと己の美意識を持っていて、それに従って生きているところが格好良い!(強くて格好良い女性に憧れます)凄腕の剣の遣い手のゴロウザが認め付き従っているところもいいですね!(あと単純にりょうさん好きです←急に告白)

もちろん劇団員の方々も大活躍でしたよΣd(゚д゚*)(…インディさんのタダノミヤが気になる)

感想というより、キャラ語りになってきたな…

登場人物たちがみんな自分の欲に忠実で自分勝手にやりたいように生きているところが好きだなあ…と思うわけですよ(でもザワザワポイントその③)。
狂い桜の下で繰り広げられるダークで豪華絢爛なお祭り騒ぎ(こう書くとお花見っぽい?)…どうやらこの世界に完全にやられてしまったみたいです(*´σー`)エヘヘ

(でも実は話としては去年の『天號星』の方が面白いと思ったのは…内緒だよ?)

上の方↑にも書いた通り観終わった後からずっとザワザワしていたので(ヒュウガの毒気に当てられた?)…
3日後に当日券でおかわりして(当日券の抽選に当たってびっくり)、9/7には映画館でのライブビューイングも行ってしまいましたよ(…仕事は?)
その間にサントラCDを聞きまくり(今もほぼ毎日聞いてる)…
戯曲本にも手を出し(戯曲本なんて初めて買ったよ)…
9月のはじめは私の中でバサラオ祭りが開催されていた一週間でした(…仕事は?)
一度ハマると飽きるまでのめり込む自分の性格が恨めしい…(でもそんな自分も嫌いじゃないのさ!)

2回目の観劇時は垂れ幕も全開でした
幟は裏返ってしまいましたね…
そしてこの日は東京公演の中日&カコ様お誕生日でした🎊


東京公演が終わり残すは大阪公演だけ…(さすがに大阪には行けないなあ)
祭のあとの寂しさと余韻に浸っている今日この頃。あとはゲキ×シネかBDになるのを待つしかないのかと思っていたら…10/17の大千秋楽がライブビューイング・ライブ配信されるとな?
今回の映画館のライブビューイングは行けそうにないですが、配信の方は同日23:59までアーカイブがあるので、帰宅途中と帰宅してからの時間でギリ見られそう。
私のバサラオ祭り(いや“バサラの宴”か)はまだ続くらしい…!

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