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2024年に観た作品を振り返ってみる・その2(5月~8月)

もう2月も半分以上過ぎてしまいました…今更ながらの2024年の振り返り第2弾です。5月から8月まで振り返ってます。この時期は観たのに記事を書いてないものが多く長めになっています…。

第1弾はこちら↓

2024年も私のつたない文章を読んでくださった方、スキ・フォローしてくださった方、本当にありがとうございます!



【5月】

なんか花組ばかり観ていたなあ。そりゃあれいちゃん(柚香光さん)の退団公演だからしょうがないよね!


・宝塚花組『アルカンシェル』(5/4@東京宝塚劇場)
やっと観られた!けどフィナーレでれいちゃんの卒業を実感してしまいました…。


・『CROSS ROADー悪魔のヴァイオリニスト パガニーニー』(5/5@シアタークリエ)
初演の時に号泣したけど(周りの誰も泣いてなかったというのに…)、今回も号泣してしまった。パガニーニの母の“Casa Nostalgia”この歌だけで泣ける…。
パガニーニとベルリオーズとのデュエットでもやられ(ベルリオーズにとっては十字路で会ったのは悪魔ではなく友だったんだね…!)…
悪魔との対決、パガニーニの最後の1曲でもやられ(ここで母の曲を入れてくるとは…!)…
執事アルマンドの「旦那様の曲が大好きでした」のセリフにとどめを刺されました…(;´Д⊂)(前に「大嫌い」と言ってたじゃん!パガニーニのためだけど)
アッキー(中川晃教さん)のアムドゥスキアスが人間離れしているけど人間くささもあり、悪魔だけど魅力的でした。契約を結んでしまうのも分かるなという説得力がありますね。
悪魔の誘惑は道に迷い十字路に立っている者にとっては抗い切れないよな…自分に置き換えて考えてしまった。

今回はこの組み合わせで観ました。
初演の時もパガニーニは相葉さんでしたが、声が好きです。


・宝塚花組『アルカンシェル』(5/14@東京宝塚劇場) 
2回目にしてマイ楽。本当だったら4回目だったのにな…。男役のれいちゃんを生で観られるのが最後で寂しかったです。デュエットダンスですっごく良い笑顔でした…!
思いがけず終演後にれいちゃんの挨拶があったのが嬉しかった♪


・宝塚花組『アルカンシェル』東京前楽ライブ中継(5/25) 
初めて前楽というものを見ました。サヨナラショーの“moment”の歌詞にやられた…(;´Д⊂)

・宝塚花組東京千秋楽『柚香光ラストデイ』ライブ中継(5/26) 
とうとう最後の日がきてしまいました…。・(つд`。)・。
でもれいちゃんの笑顔と感謝の言葉にいっぱいいろいろなものをもらったなと思いました。こちらこそありがとうございます!


【6月】

 やっとメンタル削られた仕事場から離れられたけどダメージが大きすぎた…。新しい仕事場も大変だったけど、そこまでメンタル削られなかったのでマシでした(良くはない)。

・宝塚月組『Eternal Voice』『Grande TAKARAZUKA 110!』(6/3@東京宝塚劇場)
 とにかくレビューの雪月の場面が素晴らしく美しかった!れいこさん(月城かなとさん)麗しすぎる…!思わず舞台写真を買ってしまいましたよ…。


・『GIRLFRIEND』(6/16@シアタークリエ)
 たぶん時代的にこの恋は禁忌で、迫害され、場合によっては殺されることもあったかもしれない。甘酸っぱくて、切なくて、キラキラしていて、素敵な恋物語でした。2人には幸せになってほしいな。
なんだか見てるこっちが照れてしまうような、覗き見してるような(ガン見してるけど)、ソワソワ感がありました。


・『ウーマン・イン・ブラック』(6/22@PARCO劇場)
 思ったよりホラーだった…。たまに聞こえる悲鳴とか変な音とかが絶妙に恐怖を煽ってくる。こういうの苦手なんですよ…ラスト怖っ!


・宝塚宙組『Le Grande Escalierール・グラン・エスカリエー』ライブ配信(6/30)
 ショーだけというのも新鮮だったけど、見応えがあった。ただみんな痩せたなあ…となんだか泣けてきた。
この公演に関していろいろな意見もあるだろうけど…私はここで前に進めて良かったと思っています。きっと怖かっただろうけど、宙組生が舞台に立つことを選んだことに拍手を送りたい。



【7月】

 会社で面談があったんだが(初めてのことでなんで今更?と思った)、そこで盛大にやらかして変な空気になってしまった…。


・『ダブリンの鐘つきカビ人間』(7/6@東京国際フォーラム)
笑えるのに号泣。いろいろ考えさせられる部分的もあり。でも最後の場面で戦慄した…!ホラー展開じゃん…。


・宝塚月組東京千秋楽『月城かなとラストデイ』ライブ中継(7/7) 
七夕の日にかぐや姫は月に帰りました…なんて思ったけど、なんのこっちゃ?ですね。やっばりレビューの雪月の場面のラストがかぐや姫に見えるんだよなあ。姫じゃないけど。
サヨナラショーは『グレート・ギャツビー』で唯一泣かされたギャツビーの日記から始まり…また泣く。ただれいこさんがトップになってからあまり観られなかったせいか、知らないものが多かったな…。終わり方がドラマチック!こういうのも良いなと思いました。


・宝塚宙組『Le Grande Escalierール・グラン・エスカリエー』(7/28@東京宝塚劇場)
 やっばりみんな痩せたな…と思いました。でも発しているエネルギーは大きい!歌の力もすごい。
大劇場の千秋楽は硬かったキキちゃん(芹香斗亜さん)も柔らかくなっていて良かったなあ。
もえこちゃん(瑠風輝さん)休演でいろんな場面で代役になっていたけど、全然違和感なかったよ!こってぃ(鷹翔千空さん)大活躍してました。
大階段に布を使った仕掛けは、ライブ配信で見て知っていたけど実際観ると「わあっ!」ってなる。
『BLUE・MOON・BLUE』の場面が好きで、“BLUE ILLUSION”も“ENDLESS DREAM”も聞けたのが良かった!“夢人”を歌うキキちゃんの無垢だけど儚げでなんとなく不安そうな感じの旅人とか、こってぃの妖しく誘惑する蛇とか、春乃さくらちゃんの妖艶で格好良い妖鳥とか、全部好き。
宙組といえば“未来へ”てすね。この歌を皆で歌う姿に感動。キキちゃんとさくちゃんのデュエットダンスが祈りのようで涙しました。


【8月】

 暑い(…それだけかい!)。8月に観たやつは結構下書きしてたのですが、完成しなかったですね…σ(゚Д゚*)


・舞台『SollievO』(8/4@Club eX)
 TVドラマと舞台が連動した企画というのは珍しいと興味を惹かれてなんとなくドラマを見始めました。
腹違いの兄弟、継母のいじめ、大企業の後継者問題、といったらドロドロな跡目争いとなりそうなところ…やたら兄弟の仲の良さを見せつけられたドラマ版『SollievO』。
まあ結局…正統な後継者ではない兄の方は復讐のために弟を騙しているわけですが(乗っ取ろうとしているよ!相続する財産のある家はいろいろ大変ですね!)。裏切られた弟春陽が兄冬真からもらった指輪を捨てるというラストシーンが印象的でした。

天月兄弟がどういう決着を迎えるのか見届けなくてはと思い、そこを目当てに今回舞台版を観たわけですが…概ね予想通り。「もうこうするしかないよね」というところに着地しましたが、もっと他の道を選べなかったのかな?と思うと悲しい。 内容的にはバイオレンスちっくで、関係性もドラマの最初の頃に比べたら殺伐としたものになっていましたが…結局のところこの2人仲良いよね?まず指輪を贈り合う兄弟ってどうよ?(いいと思います)ちゃんと嵌めてあげてる場面がもありましたね。ふふっ(*´艸`*)(ありがとうございます!)
それにあれだけ殺す殺す言ってたのに冬真は春陽のことを殺せないし、春陽は裏切られてもおかしな方向に進む冬真を止めたいと思ってるし。
でもセリフにもあった通り…もう戻ることはできないし、前に進むしかないんですね(しんみり)。


・八月納涼歌舞伎 第三部『狐花 葉不見冥府路行』(8/12@歌舞伎座) 
プロフィールには「趣味は観劇と読書」なんて書いときながら、一度も本の話は書いていませんでした…。
学生時代に『姑獲鳥の夏』を読んでいろんな意味で衝撃を受けてから読み漁るようになった京極夏彦氏は、好きな作家のひとりです。最近読めてませんが…。
その京極氏自ら脚本を担当し、「巷説百物語」シリーズに連なり、「百鬼夜行」シリーズの主人公・中禅寺秋彦の曾祖父・中禪寺洲齋が主役と知り、「これは観なくては!」と急遽チケットを取った次第です。 

なんとも美しく悲しい物語でした。
まず序幕第一場・二幕目第一場の、彼岸花が咲く野で漆黒を纏った男(中禪寺洲齋)と狐面の男(萩之介)が対峙している場面の美しさよ…!この場面だけで観にきた甲斐があった!と思いました。2人の対話で話を進める形がめっちゃ小説っぽい。それに音楽がいつもと違う感じがしました(歌舞伎に詳しくないけど)。
狐面をはずした時に現れた萩之介のこれまた美しいこと!登場する女性陣がこぞって虜になるのも分かるわー。

悲しいと感じたのは、この物語のラスボス?である上月監物。こいつは横恋慕した神職の信田家の妻美冬を手に入れるために一家惨殺するわ、美冬さらって自分の屋敷の牢屋に監禁するわ、その娘の雪乃を美冬の身代わりとして育ててるわ、自分の忠臣(しかも実弟)が雪乃を斬ったので殺してしまうわ…まあひどい。でもそんなひどい相手に対して洲齋は「楽しいですか?」「満たされていますか?」と問いかけるのが印象的だった。仇でもある監物の切腹を封じておいて、法で裁こうとするところが現代的な感覚を持つ人だなと思いました。
周りに誰もいなくなってから気付く藍物が愚かにも悲しくも見える。

ところで最後の洲齋がはけていく時にマフラー(とは言わないか?江戸時代だし)を巻いたんだが、その姿が京極夏彦氏に見えたのは私だけ…?


・宝塚宙組『Le Grande Escalierール・グラン・エスカリエー』(8/18@東京宝塚劇場) 
もえこちゃん復活版も観たいなと思いチケットを追加。モンマルトルの紳士のもえこちゃんが憂いを帯びてる感じで素敵だった!
相変わらずずんちゃん(桜木みなとさん)がキラキラを振り撒いていたけど、ちょっと陰のあるマタドール姿がまたいい!“セ・マニフィーク”の力強い歌声も素敵。
あとやっばりさくちゃんの「パッショネイト!」の掛け声が強くて格好良い!かわいいから格好良いまで自由自在ですごい。
フィナーレの“愛の旅立ち”のキキちゃんの歌声に感動。


・宝塚宙組『Le Grande Escalierール・グラン・エスカリエー』ライブ中継(8/25)
 結局大千秋楽まで見てしまいました。やっばりこのショー好きだなあ。中詰めがラテンなのが夏らしくて合ってましたね。
終演後のキキちゃんのユーモアある挨拶で、そういえばこんな風だったな、キキちゃんらしさが見られて良かったなと思いました。


・『君とゆきて咲く~夏の宴~』(8/31@EX THEATER ROPPONGI)、ライブ配信×4回分(8/31.9/1) 
普段TVを見ないのにどこで見つけてきたのか、なんとなく見始めたドラマは毎回私のツボをぐいぐい押してきましたよ…!
ついには特定の推しがいるわけでもないのに、ファンミーティングに行ってしまいました…場違い感が半端ない。8/31の夜の部(2回目の回)を見に行きましたが、この日は台風だと騒がれてましたねー(雨降ってたけど意外に大丈夫だった)。
群舞あり裏話トークありゲームありライブありの楽しい時間でした!出演者がわちゃわちゃというか、イチャイチャしてるのを見て癒されました(相当疲れてるな…)。
楽しかったので、全4回分のライブ配信を見てしまいましたとさ(見に行った回もまた見た)。見逃し配信で1週間君ゆき祭りを開催してました(*´σー`)エヘヘ
3回目の回が面白すぎてヤバかった!


5月から8月は、観劇11回、ライブ中継・配信9回、イベント1回でした。平均して1ヵ月に5回何かしら見ているわけですね…多くない?GWや夏休みがあったからでしょうか…?

 つづきます(いつになるかな?)。


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