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AppleIDでの購入ルール備忘録(11/27追記)

映画「オッペンハイマー」がいつまで経っても日本で公開されないが、公開されないまま米国では劇場公開が終わり、販売が開始になった(レンタル開始は12月)。3時間の長編だし、微妙な値段で48時間レンタルするよりも$19.99で、今のレートなら3000円で、買えばいいかと思って米国AppleのTV+Storeで購入。

米国ストアでの詳細

ちなみに日本のTV+ストアとかアマプラとか、デジタル・ダウンロードでのレンタル及び販売してるサイトで検索しても出てこなかったので米国のアカウントで購入しました。対応字幕は英語、フランス語、スペイン語のみです。


AppleIDの設定国

元々米国に住んでいたこともあり、米国で作ったAppleIDを今もキープしています。英国のアカウントも一応持っています。AppleIDというものが出現してからはや20年、その間に使用用途や規定がいろいろ変わり、音楽やドラマ、映画などのソフトのナワバリ意識(リージョンなど)も随分変わってきたため、「使い勝手の良さ」「持ってると便利」の感覚も濃くなったり薄くなったり、アカウント取得のハードルも高くなったり低くなったり色々な時期があったので、他者に「こういう時に持ってると便利なのよ持ってた方がいいよ」とは、胸を張って勧められるわけではないので作り方に関しては言及しませんが、日本、米国、英国など国を跨いだアカウントのキープの仕方と使い方、さまざまな規定で気がついたものを備忘録として書いておきます。

クレジットカードは必ずしも必要ない

AppleIDでiTunesStoreやTV+Storeでデジタル・ダウンロードで買い物をする際にクレジットカードの紐付けが必要、に見える。更にそのクレジットカードは設定国で発行されたカードでないとダメっぽく見える。けど必ずしもそうではない。私は米国のアカウントも英国のアカウントもAppleカード(プリペイドカード)

こういうのですね

でチャージしていけばクレジットカードの登録をしなくてもAppleIDは機能する。

Appleカードは以前は現地(米国とか英国とか)に行かないと買えなかったけど今は米国Amazonでe-cardが買えるため、米国Amazonのアカウントを持っていればそこで日本発行のクレジットカードで購入してメールで送られてきたコードでチャージが可能になった。

ファミリー共有は国を跨げない

米国のアカウントと日本のアカウントでファミリー共有ができたら最高なんですが、国が違うとファミリー共有はできません。

iPhoneなどのデバイスのログインし直しには90日ルールがある

iPhone、iPadなどのポータブル・デバイスは複数のAppleIDでログイン、出来るのは出来るんですが、結構面倒です。購入、サブスクリプション用のものは音楽(iTunesStore)、映画(TV+)とAppStoreで分ける、みたいなことは出来ず、ひとつのIDでログインするしかない。日本のアカウントで運用しているiPhoneからログアウトして米国のアカウントでログインし直しは可能なのですが、一度違う国のアカウントでログインしてしまうと、日本のアカウントで再ログインできるようになるのは90日後です。90日間は何をどうしても元には戻せないので要注意です。

Macならプロファイルで分けられる

MacBookやMac miniなど、Macの場合は複数のプロファイルを作ってユーザーを切り替えながら使えるので、日本のストア用のアカウントでログインしているプロファイルと、他国のアカウントでログインしているプロファイル、複数作って切り替えて運用すると比較的使いやすいです。

GooglePlayStoreのルールはまた違う

以前手持ちのAndroidアプリで、日本のストアになくて米英にあるアプリが欲しかった時に、設定国の変更について調べたところ、GooglePlayStoreは日本で作ったアカウントを他の国に設定変更が可能、ただし365日に1回しか変更ができないと出てきたので、その時は変更せずにそのままにしたのですが、よく考えると別のアカウントを作って設定国米国に変更すればよかったかなと思いました。有料アプリが必要ならAppleと同じくGooglePlayStoreのカードを米国Amazonで購入してチャージすればいいので。

Apple、GoogleだけじゃなくAmazonという選択肢も

長年Apple信者をやってきていて、購入履歴などもひとつにまとまっていた方が便利なため、映画、音楽は基本Appleで購入していますが、Amazonでも音楽、映画、ドラマのデジタル・ダウンロードでの購入が可能です。米国Amazonで日本で売ってないものを購入という選択肢もあります。



ちなみに、購入、ダウンロード後のプロテクトはAppleはかなりきっちりしていて、購入したアカウントでログインしてないとファイルが開けないようになっています。でも米国のアカウントを持っている限りは日本からアクセスしてもスルッと購入可能。Amazonの方は滞在国を見る(昔に比べるとかなり緩くはなっている。まあ拠点と違う国に出張や旅行で出かけてる間そのアカウントが使えないとしたら、それはそれでやっぱり理不尽だからなんだと思う)ので、購入、ダウンロードの際に「米国外からだとダウンロードできません)と出る場合もありますね。その場合はVPNで米国からのアクセスに変更すれば解決できます。

AndroidTV、FireTVも活用可能

私は現在AppleTV4KFireTVStick4K Max、そしてSHARPの4K TVにビルトインされているAndroidTVを持っている。




Appleのアプリは、FireTVStickやAndroidTVにはAppleMusicアプリは初期搭載されていないし、ダウンロードも出来ない。AlexaCastChromeCastで飛ばすことは可能なのでAppleMusicの音楽をFireTVやAndroidTVで再生するのは物理的に可能ではあるがアプリのダウンロードはできない。AppleMusicアプリが使えるのはAppleTV4Kのみ。ただし、AppleTV+は別で、AppleTV+のアプリはAndroidTVでもFireTVでもダウンロード、インストールが可能。そこからAppleIDでログインできる。AppleTV4Kに関してはAppleデバイスなので設定国が変わるAppleIDのログインし直しはMusicもゲームも連動するので面倒だが、FireTVStickやAndroidTVなど、複数のストリーミングデバイスを持っているならそれぞれにAppleTV+のアプリをダウンロードして別々のAppleIDでログインするのは可能。FireTVに入ってるNetflixやアマプラでログインしてるIDの設定国が日本のものでAppleTV+だけ設定国が他国のIDでも影響はない。なおかつダウンロードしなくてもストリーミング再生が可能なので購入だけパソコンから手続きをしてそのままストリーミングデバイスを開けば鑑賞可能。


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栗原泉/Izumi Kurihara
今日のパンが食べられます。

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