キャリアコンサルタントの勉強、始めました(^^♪
しばらくご無沙汰しておりました。最近新たな国家資格の勉強を始めたり、トランペットの練習にいそしんだりしつつも、本業がそこそこ忙しかったので、noteはさぼってました(笑) しかし、通訳業と通訳学校の講師が私の2本柱だとすると、2本目の講師業において、このnoteの位置づけはある程度の意味合いをもつため、新たな期に合わせて再開することにしました。
さて、通訳学校の講師を始めてはや10年以上が経ちました。その中で、スクールで生徒さんにキャリア目標のヒアリングを行ったり、ご相談をお受けすることもあるため、本格的にキャリアコンサルタントの国家資格を取ってみようと思い立ちました。これは、長年このような立場にありながら、その分野のスキルを身に着けてこなかった負い目を克服する作業でもあります。
リカレントという新宿に本校がある学校で、ハイブリッド授業(10月から3か月ビデオ視聴、1月から3か月通学)を経て、来年の7月に試験を受けることになります。40万円近くの投資になりましたので、試験に合格したい気持ちはもちろんありますが、それよりも、久しぶりに学ぶ内容にここまで強い興味を持って打ち込めることができる喜びに浸っています。
私は高校を卒業する時点で英語や異文化に興味があったため、英米文学科を専攻しましたが、人の心に興味があって、母もその頃、いのちの電話やエイズ相談窓口などで電話カウンセラーを行っていたこともあって、心理学に興味津々でした。しかし、大学で受けた心理学の授業はお世辞にも魅力的とは思えず(その頃の私が受け取るキャパがなかっただけかもしれませんが)、心理学の勉強には蓋をし続けてきました。
しかし、キャリアコンサルタントの勉強を始めると、しょっぱなから心理学用語や提唱した人物が頻出(;'∀') 20章あるうちチャプター2~4はカウンセリング理論で、最初は少し圧倒されつつも、リカレントが提供してくださったサブノートや先生の動画で自分に引き寄せて捉えていくことができるので、今のところ画面の前で「ふんふん」と頷きながら視聴を続けています。
人物や理論の名前はさておき、面白い発見が3つありました。
1つ目は、キャリアとは仕事だけでなく、自己概念(私って誰?)そのものなんだという考え方。「社会的環境、将来計画、能力や特性などとの関係で自分が何をするか、自分をどう見るかを規定する」ものなんだそうです。例えば私は今まで通訳業と講師業を(狭義の)キャリアと認識してきましたが、例えば平和活動に参加したり、無料コンサートでトランペットを吹いたり、なんなら町のお掃除をしたり、道に迷っている観光客に声をかけてみたり、そんな一連の行動が「広義のキャリア」であることに気づき、目の前がぱあっと開けたというか、不思議な納得感、安心感をおぼえました。
2つ目は、様々なカウンセリングの理論や手法は、日々私達が自分の心の中で、あるいは他者とのやり取りの中で葛藤し克服してきたプロセスを言い表すツールみたいなもので、今からコンサルタントとしてまったく新たで異質なものを習得して実践しなければならないわけではないということ。というのは全く私の持論です(笑)
3つ目は、エリクソンという人が作った発達段階というチャートでは、35~60歳は「成人期第7段階」と分類されており、この時期の課題は「他者が育つことを助けることができるようになる」。これができないと(社会性の)停滞が起きるとのこと。確かにこの年齢にさしかかると、多くの人は、マネジメントや子育て、コミュニティへの奉仕という形で社会的接点を維持しますよね。私がこの時期にキャリアコンサルティングに興味を持ち始めた裏付けにもなっているように感じました。
更に学びを継続し、自分の引き出しを増やしていきたいです。