こっそり合唱団
(歌の好きなすべての人に)
ぼっ ぼっ ぼくらはこっそり合唱団
ひとりこっそり歌うんだ
夜にこっそり歌うんだ
楽譜なんか読めなくていい
歌の上手い下手なんか関係ない
ぼっ ぼっ ぼくらはこっそり合唱団
入団資格はひとつだけ
さみしい心をもっていること
団員規則もひとつだけ
人前で歌わないこと
ぼっ ぼっ ぼくらはこっそり合唱団
集まって練習なんかしなくていい
心は波になって
夜の空を渡るから
心配なんかしなくていい
ぼっ ぼっ ぼくらはこっそり合唱団
ひとりカラオケで絶叫してもいいけれど
目の前の点数に一喜一憂しないこと
お風呂でいい気になって
大きな声で絶唱しないこと
ぼっ ぼっ ぼくらはこっそり合唱団
公演チケットを売らなくてもいいから
いろいろ悩んでもいいから
こっそり歌おう合唱団
誰かに歌を聞いて欲しくなったら
こっそりやめていいこっそり合唱団
(突然ですが)
私の『ありのまま』という詩(2024年7月10日noteに投稿)が、
『ココア共和国』9月号の佳作に選ばれました。
Amazonの KIndle版(275円)に掲載されています。
他にもいろんな人の面白い詩や文章が見れます。
『ココア共和国』KIndle版ぜひ一度読んでみてください。