シネマ詠 十二 刹那跳ぶ『時計じかけのオレンジ』は赤裸々故の無辜の喘ぎ

画像1 シネマ詠 壱拾弐 『時計じかけのオレンジ』
画像2 1971年 英米映画 スタンリーキューブリック監督の私のベスト3は、3位『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』2位『2001年宇宙の旅』1位『バリーリンドン』です。 キューブリックの映画は不条理をそのまま描かずに、次元をコメディや宇宙や中世の枠組みの中で物語として練り込み、人間の奥の奥にある虚実を照らし出すことが一つの側面にあると想います。映画館で視終わった後、エンドロールも終わり、場内の灯りが着いても、暫し席から離れずにいることを強いる監督です。

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