メキシコでびっくりした!?(カルチャーショック#5:交通機関でパニクる!)
最近投稿しなくて申し訳ありません。インフルエンザ、コロナとやら病気で(疫病神でも訪れてきたのかと思うほどでした)中々記事が書けなくて投稿しませんでした。今回は前回の記事でお話したメキシコの交通機関についてもうちょっと話したいなと思います。そこでメキシコシティの交通機関で驚かされた出来事はたくさんあるのでメキシコの交通機関について説明をしてから語っていきます。
交通機関について
メキシコには様々な交通機関が存在しますが、一番充実しているのはメキシコシティです。他の州でもタクシーやバスらしきものもありますが、メキシコシティほどは発達していません。メキシコシティの面積が大きいからという理由ではありません。他の州と比べると小さいですし、東京都に比べても小さいですから、面積以外の要因で交通機関が上達しています。
その第一要因は都会だからだと思います。都会であるメキシコシティには何でも見つかると言えばいいのでしょうか。どんな施設でもしっかりしているし、他の州と比べるとメキシコシティの暮らしは便利な世の中になっているのでシティに住みたい、通勤したい、学校に通いたいと思う人はたくさんいます。そうなると、この第一要因がやむを得ず引き起こすことは人口増加です。人口が多くなると交通機関も重大な変化を必要にすることでしょう。
じゃあ、どんな交通機関があるのか?まずはシティで最も使われる地下鉄のシステムから話して行きましょう。合計12線、平日午前5時から深夜12時まで、土曜日は午前6時から深夜12時まで、日曜日と祝日は午前7時から深夜12時まで走っており、運賃は5ペソ(約37円)でどこへも行けるものすごく便利なシステムとなっています。5歳以下のお子さんと高齢者の方は無料で利用されています。メキシコシティ全体に広がるように走っているので本当にどこへでも行けるようになっています。
これで十分ではないのはみなさんも当然だと思ってくれたことでしょう。そこで政府はバスのシステム、ケーブルバス、電車、それからEcobici (エコビシ)という自転車の公共使用システムを用いれました。これらの運賃は異なりますが、地下鉄のルートを元に、人が多く通るルートにバスを走らせたり、地下鉄のルートが通らない場所を電車、最近はケーブルバスという環境に優しい電動システムを実施されました。エコビシは、自転車に乗れて、行き先にエコビシの基地があれば使われています。
さて、これで十分だと思ったら、そうでもないのです。そのくらいメキシコシティは人が多く、広々と行先がたくさんある都市なのです。タクシーやウーバーを使われるのも一般的ですが安くないオプションなので、他にもPesero (ぺセロ)、Camión (カミオーン)、Combi(コンビ)と言った7ペソから15ペソくらいで都心のルート回る交通もあります。ぺセロとカミオーンは、バスと似ているのですが停留所が決まっていないのと決まっているのもあるのですがどちらもベルを鳴らさないと止まらないので降りる前にベルを鳴らして降車しています。コンビは、バンなので乗客数が限られていて、払う際に行き先を言っておいて、降りるときになったら「ここで降ります!」と叫んで降りています。
これらもたくさんのルートがあるので道に迷ってしまうのもよくあることです。なので、使用されるのなら現地の人に行先とルートを聞いたほうがいいときもあります。
交通機関でパニック
宙に浮いたインシデント
この日は、高校から地下鉄の駅まで行くカミオーンの一番後ろにあるど真ん中の乗客席に座っていました。カミオーンには何回も乗ったことがあるからとうとう慣れたなと思っていました。いつもと同じように激しく揺れながら走っていたのですが、ブレーキを急にかけてしまったのか、その瞬間、私は席から飛んだのです! 私の体全体か宙に浮くという経験は今までなかったので心も飛んでしまったかのようなインシデントでした。幸いにも、友達と一緒に座っていたので、慌てて友達の腕を掴んで、大けがをせず無事地下鉄の駅まで着いたことを覚えています。一番後ろの席に座ったことがミスでした。その日以来は、後ろのど真ん中の席には座らないようにしています。
実はいうとカミオーンは、長い距離でも渋滞がなかったら早く着いてありがたい時もあるのですが、カミオーンの運転手の多くは物凄い速さで走るので危なっかしいのです。この素早さで運転されるのは、カミオーン、ぺセロとコンビも同じです、メキシコ初めてという方々、この交通方法は安全ではないので駅から遠い距離にある場所に行きたかったら、現地の人と乗るかウーバーを頼むかのどちらかがいいかもしれません。
お菓子をもらったのかと思ったら…
一人で初めてメキシコの地下鉄に乗ったとき起こったエピソードです。その日は都合がよく、席が空いていたのでそこで座っているといきなり同じ車両にいたおばさんがお菓子を差し出して来たのです。おばさんは何も言わず、そのお菓子を私に渡しました。私は混乱した顔でどうして赤の他人がお菓子をくれたのかを考えていました。他の乗客にもこのおばさんはお菓子を渡していたのでびっくりしました!乗客の顔も見てみるとこれは自然なことだと表情が全く変わらなかったので、こういうふうにいつもお菓子を貰うのが普通なんだと私は一時思ってしまいました。しかし、このおばさんはさっさとみんなに渡したお菓子を取り上げて、私にくれたお菓子も取って去ってしまったのです。
この経験は地下鉄、ぺセロや時たまカミオーンでもよくあることですが、知らなかった私はどうすればいいのか焦っていました。おじさんかおばさんがリュックか箱を抱えて地下鉄の車両、ぺセロかカミオーンの中でお菓子を売ろうと乗客に差し上げるのです。「いらないですよ」と言ってもお菓子を強引的に置かれることが多いので、そうなった時は売り手を待って、買うならいくらか聞いて買って、買わないなら戻せばいいなだけです。
車両もパフォーマンスの舞台
時々、地下鉄、ペセロやカミオーンとか、車両の中で自らのパフォーマンスを披露する人がいます。走る前にパフォーマンスをするわけではなく、走っている間にパフォーマンスをされます。もちろん目的はお金です。このパフォーマンス後、乗客から「はい、これあげる」とお小遣いみたいにもらわれるのです。それはどんなパフォーマンスか、色々とあるのですが、この記事では今まで私が見たパフォーマンスを紹介したいと思います。
・歌唱
数多くあるパフォーマンスは、歌の披露です。アカペラで歌う人がいたり、スピーカーでメロディーを流して歌ったりされます。オリジナル曲を弾き語りする人もいます。中には歌ってもらいたい言葉を乗客に聞いてそれでラップを披露する人もいます。
歌が上手でやっている人もいれば、そうでない人もいます。例えば、視覚障害者で車両を歩きながら頑張って歌っている人もいます。取り分け、歌を歌おうとするけど憐みでお金をもらう人もいます。
・朗読
パフォーマンスの中で私が一番気に入っているのは物語や詩の朗読です。だた、大声で朗読していても地下鉄の動きで音声が聞こえない時もあります。それから、同じ朗読者だったら同じ物語や詩を聞かされるので、繰り返しストーリーを聞くと呆れてしまうこともあります。最初のほうは、小さかった頃の紙芝居の読み聞かせを思い出して、懐かしい気持ちでした。
・Faquir (ファキール)
ファキールがパフォーマンスのカテゴリーに入るか悩むところです。メキシコ人の中で知られてるファキールは割れたガラスの上を歩いたり、自身の体を投げ出したりして、体を痛ませケガをさせるんです。本当に痛々しい情景ですし、カミオーンのインシデントと同じように急に止まったりしたらガラスの欠片で乗客まで危ない目にさらされるだろうし、正直、初めて見たとき怖かったです。その日は、終点駅にたどり着くという所で停まってしまって心が静まらなくファキールが近寄ってこないことばかり願っていました。
最近は見かけていません。なのでまたこの怖い思いをしていないです。今なお、ファキールが車両に入ってきたらどうすればいいか分かりません。ただその場で降りて次の列車を待つほうがいいのでしょうか?じゃあ、警察に通報すればどうにかなるだろうと思われるでしょうけど、通報しても何も起こらない、何も出来ないと言われる、警察なんて何の役にも立たないのが現実です。だから、メキシコ人でもファキールは悩ましい問題です。
降車が難しい
これは公共交通機関で同じです。人が多すぎて降車が難しいのは、普通かもしれませんが、それ以外の理由で難しいのです。ラッシュアワーに限らず降りるのが難しい理由は、乗降時マナーを無視する人がいるからです。これは地下鉄でよくあることです。
私が初めてこの問題でびっくりした時、列車に席がいくつか空いていて落ち着いていた日でした。次の駅で降りようと思って、ドアの目の前にここぞと降りる準備をしていた人の後ろで待っていました。ドアが開いて、ドアの目の前の人が全く動かなかったんです。その人はドアの右左側ではなく、ドアが開くど真ん中にいたにも関わらず降りようとしていた私も無視して動こうともしなかったのです!
そんなふうにラッシュアワーでも乗降時のマナーを無視する人がいてなおさら乗るのも降りるのも難しくなるメキシコシティです。
ちょっとしたアドバイス…
メキシコシティの交通機関を使われることがあったら、Metrobús (メトロバス)と名前の通り大きなバスで、先ほど語ったエピソードに出くわすことはないと思うので、メトロバスのほうが一番安全だと思います。その他、Uber(ウーバー)、タクシー頼めるアプリを使用したほうがいいと思います。ウーバーと似たアプリ、Didi (ディディ)やCabify(カビーファイ)といったアプリもあります。これも現地のタクシーより便利で安全なオプションです。
というわけでメキシコシティの交通機関はこんな感じです。日本の交通機関とは違う経験がたくさんあると思います!
次回は、テーマを変えてみようかカルチャーショックについて語ろうか迷っています。私が大学で熱心に勉強してきた哲学のテーマも書いていこうかなとも思っていますので次回もお楽しみに。
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