【展覧会レポート】テルマエ展〜お風呂でつながる古代ローマと日本〜
📝 目次
❓ テルマエ展とは
概要
会期:2024年4月6日(土)~6月9日(日)
場所:パナソニック汐留美術館
撮影:基本は撮影NGですが、一部は許可されています
観覧料:
一般:1,200円
65歳以上:1,100円
大学生・高校生:700円
中学生以下:無料
※ 障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料
お得情報
パナソニック汐留美術館公式HPにて、100円割引クーポンがあります
コインロッカーは無料でした。手ぶら&身軽に巡ることができます。チケット代とスマホを握りしめてGoGo!(電子マネーもOKでした)
📅 筆者が行った日の状況
行く曜日や時間によって状況は全く違うかと思うので、参考までに記載しておきます。
晴れ☀️の日の、平日金曜日のお昼頃
ビジネス街なので、お客さんは少なめな印象
快適にゆっくりと見てまわって30分ほど
展覧内容
これから見る方のことを考えて、ぼかして書いています。
古代ローマ
カラカラ帝とカラカラ浴場
古代ローマ人の生活
テルマエと芸術 etc…
日本
戦国〜江戸〜近代の入浴文化 etc…
🙋♀️ 筆者の属性と特におすすめする方
筆者の属性
こんな方でもこの展覧会を楽しめますよー、と言う目安にしていただければ幸いです。
漫画「テルマエ・ロマエ」は未修
映画は観たので、ちょっぴりわかるくらい
銭湯大好き! で週に1〜2回は地元の銭湯通い
展覧会は月に一回は必ず何かを見に行く習慣あり
おすすめする方
日本の古き良き温泉♨️文化を、何某かのクリエイティブに取り込みたい方
見応えあり! 日本の江戸時代の湯屋と、それより時代が進んだ昭和の銭湯の模型あり
筆者は趣味でWEB小説を書いているので、「いつかどこかで書いてやろう」と思ってかなり時間をかけて見ました
💬 感想
サマリー
古代ローマの温泉文化 < 日本の温泉文化好きは○
そのうち日本の温泉のお話を書きたいなと思っていた筆者にとっては、大変参考になりました
古代ローマの像、器、ジュエリーに興味がある方は○
ヴィーナスやアポロの像に、橋本コレクションの指輪など。思いがけず見れて興味深かったです
近くで何かの用事があるついでに、が○
こじんまりとした美術館なので、主目的よりは「ついで見」が良いかと
近くには築地、お茶の文化創造博物館・お〜いお茶 ミュージアム、電通四季劇場[海]なんかもあるので、ぜひ一緒に
良いところばかり書いて、悪いところを書かないのはフェアではないので正直に書きます。
過度な期待はしない方がいい点
漫画「テルマエ・ロマエ」の展覧会ではありません
コアで濃ゆい、古代ローマ時代のテルマエ文化は期待しない方がいいかも。あくまでビギナー向けにさわりだけの内容です
コメント
展覧会の質はとても高いです! でも、タイトルに妄想や期待をしてしまうと、違った印象を抱くかもしれません。
ちなみに、筆者は最初、テルマエを通して古代ローマ人の衣食住・価値観・浴場ごとの特徴・芸術などを深掘りしてくれるのかなと言う期待で展覧会に行きました。
けれど、どちらというと日本の温泉文化の方が厚みや見応えがあって、肩透かしをくらいました。(もちろん、人によって感想は異なると思います)
きっと随分と年月が経ってしまって、テルマエの遺跡的証拠や記憶が風化してしまったからかなと思いを馳せながら展示を見ていました。
でも、むしろ日本の温泉文化を垣間見ることができたので、ラッキーでした。
詳しくは書きませんが、模型が本当に本当に良かった……! もうそれだけで見る価値があります。
🖋 まとめ
昔も今も、変わらぬ情熱
古代ローマも江戸時代の日本も、技術や工夫を凝らしてお風呂を楽しむ心……つまり情熱や愛は同じだったのだなと改めて実感しました
温泉も銭湯も、独特の「水の匂い」があると思うのです。その匂いを、国も時代も違う人々が深く愛したのかと思うと感慨深いです
関係各位に敬意を
コロナ禍の影響がまだ残る中かつ物価高のこのご時世に、テーマ性のある美術展を開催してくださったことに感謝を
「テルマエ」の名の通り、お湯に浸かっているわけではないですが、心地よい展示に浸かって楽しいひと時でした
グッズ購入で応援
筆者は公式図録だけ買いました。最後の最後まで「ケロリン桶」を買うかどうか悩みました。
ライブではチケット代だけだと赤字で、グッズ販売でやっと黒転するとか。美術展がそうだとは筆者は存じないのですが、少しでも応援になればなと思います。(グッズ、とても良いデザインのものが多くて目移りしました)
以上、レポートでした。
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