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ヨガ-1時間の旅-


1時間というのは、私が日頃受けているレッスン1本あたりの時間です。

1日に続けて2レッスン受け、1週間でそれを2〜3回、というペースが今はちょうど良いと感じています。

ヨガの1レッスンが1時間、これを長いと思われますか?それとも短いと思われるでしょうか…

最初の頃(6年半前くらい)、私にはとても長く感じられていました。

というのは、なかなかきつい時間だったから、早く終わって欲しい…という気持ちでいたのです。

今はわりと、ちょうど良い感じで終わります。
体が慣れて、やる事もだいたいわかって頭に入っているので…




瞑想のための形

ヨガって、もともとの成り立ちとしては、瞑想に向かうためのポーズとして生み出されているそうなんです。

そのために1時間のレッスンの中で自然に、普段の生活を忘れ、外部の環境を忘れ、「今」に集中する時間を過ごす事ができるようになっています。

瞑想といえば坐禅などを思い浮かべる方も多いかもしれませんね。

私は坐禅はした事が無いけれど、「何も考えずただ座っている」ということは、想像するにかなり難しい事だと思いますよね…

ヨガのように体を使っていると、考える暇が無いというか…ポーズや呼吸に集中しているうちに、気づくと「無になる」時を過ごせているんです。

脳にとってかなりのリフレッシュですし、体にとっても、ストレッチしたり適度に筋肉を使ったりしながら血流やリンパを流しているので、すっきりする方法論としてよく出来ていますね。



思想

ヨガには深い思想があり、そこから生まれて来ました。
でもその深い意味を知らなくても、自分にとって何か楽しい、何かためになる、ということが確かにあるのです。

思想が細部に宿っているからなのでしょう。


内なる旅

「自分」のことは実は皆、案外知らないのでは…?というのは私の実感です。

それほど、精神世界や人体の仕組みなどは奥深く神秘的で知り尽くせる事はないはずで…自然とはそういうものですよね。

この1時間は、目には見えない仕組みを知るための旅とも言えます。

体を「意味ある形」(ポーズ)に動かしていくこと、それに呼吸を呼応させることで、心地よく能動的な時間が過ごせるのです。

そこには毎回、小さな感動があって。
自分の体を労る事ができているという満足感もあります。

体からのアプローチで心持ちが変化していくのは、好奇心をくすぐる冒険でもあり、冒険は旅の真骨頂でもありますよね。

ヨガの1時間のレッスンの間、そういう神秘的な旅に出ている気がします。

外側の世界の広さと同じくらい、内側にも世界が広がっていて…

そんなイメージでヨガをやってみると、とても興味深く楽しいものなのです。


小さな鉢植えなのに、次々に花を咲かせるアネモネ


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