私の適応障害~イフェクサーSR(抗うつ剤)の断薬とその後~
適応障害についての記事を書くのは約1年ぶりになります。
ある方から過去の記事にコメントをいただき、私がしんどくて情報を探していたのと同じように、今頑張って向き合っている方が私の投稿を見てくださっていることを知りました。
断薬を終えて少しずつ復活し気付けば1年が経っていましたが、『断薬に踏み切った結果こうなった人もいる』というこの記事が誰かの支えになればと思い、ようやく断薬後の記事を書こうと思います。
↓ 適応障害に関する前回の記事はこちらです ↓
(2日目の苦しさを綴って以降、何も書いてなかったようですね、、)
断薬から1週間目
記憶がかなり薄れているので、当時の日記を参考に記します。
断薬3日目は1日中シャンピリ感(シャンシャンと耳鳴りがし、視界がブレたりピリッとした頭痛があるなどの症状)と吐き気がありました。横になると症状がマシになる気がして、ずっと寝ていました。
4日目は、前日気持ち悪くてお風呂に入れなかったので昼からシャワーを浴びたりお米をかしたりしていましたが、徐々に吐き気と頭痛が酷くなりとてもつらかったです。
「それでもお腹は空くからお昼ご飯を食べたらさらにカオスな状況になった」と彼にLINEしたのが残っていました。
そんな中、出張で都内に来ている友人が急遽遊びに来ることになり、離脱症状がある中で明け方までカードゲームをしていました。
当たり前ですが、これがめちゃくちゃしんどかったです。彼と友達といっぱい笑って楽しく過ごせたのはかえって良かったのかもしれませんが、『何やってんねん』と今なら全力でツッコみます。笑
5日目は昼過ぎに起きて友人とだらだら話していました。
友人が帰ってから少し眠りましたが、夜には吐き気と空腹復活し、リンゴを食べました。しんどい時のリンゴってめちゃくちゃ美味しくないですか?
この日がMAXで辛かった記憶があります。(寝不足も相まっていたでしょうけど、笑)
あまりにしんどすぎて、22時頃に両親に電話を掛けました。
何を話したかは覚えていないけれど泣いたことは覚えています。「当たり前の正論を言われるとイラっとする。けどすっきりした」と日記に書いてます。
6日目、7日目は8時~13時の5時間勤務でパートに行きました。
フラっとするけど倒れるまではいかない程度、けれど仕事をするのはキツいくらいにはしんどかったですね。
可能であれば、断薬後1週間はお家でゆっくり過ごされることをお勧めします。
これで断薬から約1週間が経ちましたが、今思い返してもなかなかしんどい一週間でした。
何よりもしんどいのが、シャンピリ感と吐き気と頭痛でした。
断薬から1週間を乗り越えて
実は2週間目以降は日記が止まっておりまして、、
当時のLINEやスケジュールを元に記憶を探っておりますが、シャンピリ感の感覚が開くようになり、徐々に症状が和らいでいることは感じました。
太陽を浴びるよう散歩したり、料理に砂糖を使わなくなったり、お水を沢山飲んで代謝を良くしようと試みたことも多少は関係あるかもしれません。
ただ、離脱症状が治まってきても、すぐに「体調万全!頭がクリアになった!気分爽快!」と感じた訳ではありませんでした。
(私の場合、当時勤めていたパート先の社員さんや意地悪な主婦と相性が悪かったこともあったかもしれませんが、、)
体感ベースですが、1年経ってようやく適応障害と診断されたこと・服薬していたことを意識しなくなったように思います。
色々な方の体験記を読んだ限り、身体から完全にお薬が抜けるのは1ヶ月とも数年とも言われています。
身体の細胞のほぼ全てが入れ替わるのに最大で7年かかるなど言われているそうですから、何ら不思議なことはありません。ちなみに脳神経や心筋は一生かかっても全て入れ替わらないそうですね。
抗うつ剤がどのように身体に作用するかによっては、抜け切るまでに時間が掛かるのもしょうがない気がします。
(なお私は医療従事者ではありませんし、この段落に関して一次情報も確認しておりませんので、鵜呑みにはなさらないでください。)
―――
とにかく言えることは、この世の終わりかと思うくらいしんどくて『もう一度薬を飲んで楽になりたい』と思っても、それを乗り越えられた人間がここにいることです。2週間で離脱症状はほとんどなくなります。
服薬の期間や減薬のペース、食生活にもよりますが、頑張れば薬は絶対に辞められます。諦めずに離脱症状と戦ってほしいです。
もちろん無理はなさらなず!ご自身の体調をみながら、そしてお医者さんが信頼できるならその方と相談しながら断薬することが一番だと思います。
けれど一生薬を飲み続けたくないのであれば、いつかは断薬しないといけません。その時辛かったら泣いてもいいし喚き散らしても良いし一日中寝ていても良いので、2週間耐えてください。きっと大丈夫です。
かなり時間が経った上に鮮明な記憶が残っておらず日記のようになってしまいましたが、自分が体験すると思わなかった「抗うつ剤の服薬と断薬」について記録を残せて良かったです。
薬を辞めたくて、でもしんどくて苦しくてしょうがない人の励みになれば幸いです。
一足先に離脱症状を乗り越えた抗うつ剤仲間として、あなたの断薬を心から応援しています。
2022/5/21 いずみこ