抗うつ薬/イフェクサーSR の飲み忘れによる離脱症状の記録 ~私の適応障害~

久しぶりにnoteを書くなぁ。
ここ最近は、わかってたはずやのに予定を詰めすぎてしんどくなったり、
祖母の見舞いがてら実家に帰り、友人や恩師とも会って元気になったり、
めまぐるしい(こともないけど)日々を過ごしていました。

そのおかげで薬の飲み忘れ頻度も上がり、
しまいには5日ほど服用を忘れており、
タイトルの通り離脱症状に見舞われたわけでございます。

私の飲んでいた薬

6月に【抑うつ状態・適応障害】と診断され、
最初に出してもらったお薬は《サインバルタ》でした。

当時は、まだ休職願を出したのにも関わらず、
ありがたいことに
私のキャリア・復帰を見越して2週間だけ、という
全然休めへん休職の仕方を提案していただき、
新卒で適応障害で猫かぶりニコニコ星人の私に断れる訳もなく
泣いたり落ち込んだり不安になったりの日々を過ごしてました。

そんな中のサインバルタの服用は、
薬があわないのか調子が悪いのかの判断もつかない状態で、
けれど嘔吐や気持ち悪さが続き、1週間で薬を変えることになりました。

変更後のお薬は、今も飲んでいる《イフェクサーSR》です。
薬を飲む習慣がなかった私ですが、
最初は自分が精神疾患の自覚症状もあったため
飲み忘れもなく順調に増薬し、
1か月後には最大量の225㎎(3錠)を飲むようになっていました。

*一例として参考までに、頓服薬は
 【不安な時用のクロチアゼパム】
 【吐き気がある時用のドンペリドン】をもらっています。

また、9月中旬からは、
意欲を上げるための《エビリファイ》というお薬も追加投薬しています。

服用の様子

副作用もなく、いたって普通でした。
会社を辞めると決め退職したことや
実家に帰り庭仕事を手伝い、父と話しながら朝の散歩をし、
母のおいしい料理を食べ、釣りに付いて行ったこと、
帰ってからも家の掃除や彼とのまったりとした時間など、
外的要因も多く、主観的には順調に回復していました。

もしかしたら薬の良い影響も出ていたかもしれませんが、
環境が大きく変わったことは見逃せない要因だと考えます。

そうして元気な日々が続くと、
9月に入ってから薬の服用忘れが目立つようになりました。
飲みたくないとかそんなんやなく、本当にすっかり忘れていたのです。

自分自身は体調も心の調子も良く、
「明日ちゃんと飲めば良いかぁ」くらいにしか思ってませんでした。

また、整体師でありカウンセラーであり、東洋医学寄りの父にも
「あんたはプラシーボ効果とかなりやすいから、
飲むの忘れるくらい元気なんやったら無理して飲まんくていいんちゃう?
太陽浴びて運動していっぱい水飲んどき」
と話してもらっていたこともあり、深く気にはしていませんでした。

10/22 離脱症状現る

後から思えば、その日は薬を飲み忘れて5日目くらいでした。
夜中から咳が止まらず、水を飲んでもうがいをしてものどが渇き、
(↑おそらく離脱症状の一つ、口内乾燥かと思われる)
寝不足の時のようなだるさと気持ち悪さがありました。

15時ごろになり、視界のブレが起こるようになってきました。
気持ち悪さに加えて、たまに視界がガクガクっと動く感じです。
在宅派遣で15時-24時の勤務日でしたが、
説明が入ってこず、主観としては思考力の低下もありました。

16時ごろ、夜勤に備えた1時間休憩をいただき、
気持ち悪いながらも簡単な野菜炒めを作っている時
少しずつ手が震えるようになり、立っているのがしんどくなりました。

ご飯だけは作り終え、やばいと思い仕事中の同居人に電話し、
声を聴くと、何ともなしに涙があふれ動悸が激しくなりました。

少し落ち着いてから電話を切り、同居人の指示通り医師に電話し、
症状と服用忘れの日数を伝えると
「離脱症状が出てしまっていますね。
 イフェクサーをまた1錠から増やしていきましょう。
 頓服は飲んでも大丈夫です、エビリファイは取り敢えず気にせずほっといてください」
との指示をいただきました。

薬を飲むためにゆっくり立ち上がりご飯の用意を完成させ、
震える手でご飯を完食し、イフェクサーとクロチアゼパムを飲んだ後。

震えと同時に発熱感と悪寒がやってきました。
室温は20度と適温、体温は36.6度で平熱
寒くもなければ熱くもないのに不思議な感覚でした。

その後、今まで視界のブレだったものが
耳がぼーっとした感じ、そしてたまにひゃっくりのようなシャンシャンが
鳴るように変わってきて、しんどく怖かったことを覚えています。

不安やし怖いしで藁にもすがる思いで見つけた記事が
ぜんざい Ltd.様の3年前のnote記事です。
怖くて仕方なかった私は必死に「イフェクサー 離脱症状」と検索し
精神科医たちの説明分ばかり読み「これちゃうねん!」と思っていたので
症状の状態を発信してくださっていたこの記事に
本当に救われました。

仕事は早退させてもらい、
抗うつ薬や睡眠薬の服用経験があり薬や福祉の勉強もしてきた友人と
電話しながら心を落ち着け、
21時頃から睡眠をとり、昨日は事なきを得ました。

これからどうしようかな

今朝は9時までゆっくりたっぷり眠りました。
雨だったので朝日は諦めて、のがチャンのトレーニングをしました。
お仕事は遅刻にさせてもらい、忘れないうちにこの記事を書いています。

これからまた薬を飲み始めても、
本当に断薬するときにまたこんな目に合うのかと思うと
正直めちゃくちゃ怖いです。

それと同時に、ストレスを取り除いた状態の私の適応障害に
ここまで強い(?)お薬はいるのかな、とも疑問です。
医師に相談し、必要に応じてセカンドオピニオンも検討しながら、
これからの治療計画を主体的に考えていこうと思えた
教訓となる出来事でした。

【私の症状まとめ】

・口内乾燥、だるさ気持ち悪さ、視界のブレ、手の震え
 耳がこもる、耳鳴りのひゃっくりとシャンシャン
 (↑調べてみるとシャンビリ感っぽい感じかな)
 体の熱さ、寒気、無感情の涙、動悸、声の震え など

調べるうちに、イフェクサーを出している製薬会社の注意を
教えてくださっているブログを見つけたので、
勝手ながらここに貼らせていただきます。
https://ameblo.jp/grun-mental-clinic/entry-12267398728.html

適応障害と診断され、怖かったりしんどかったりな人に伝えたい

私は自分がこうなるとも思ってなかったし、
「今病んでるねん」と自ら言うタイプでもありませんでした。
どこでもニコニコ愛想よく、仕事や作業も割とそつなくこなし、
メモを取るのは当たり前、効率よく作業できるよう工夫するのも当たり前、
初めて会う方と話せば「賢いね」と言われるような人間です。
(そもそも賢いの定義てなんやねん、と思いながら、
 ニコニコお礼を言っていますw)
でもそんな私にも。適応障害は誰にでも起こりうる病気です。

名前で勘違いしそうですが、
【適応できなかったダメ人間】では決してなく
【適応できすぎるが故無理して限界に気づけない】パターンもあるのです。
(私は、私の能力や性格を知ってる、同僚の友人にそう言われました。)
あなたは悪くないんです。

なった暁には、こういうことも起こるんだと、
個人個人ケースが変わってくる病気やからこそ、
参考程度にしていただければ幸いです。



記録として残して、情報だらけのネットに公開することで。
いつかどこかで離脱症状に苦しむ誰かが、
ぜんざい様に助けられた私のような誰かが、
この記事を見て
「自分だけやない、この症状は変じゃない」て安心してくれたら
それで満足、っていう自己満の記事でした。


泉水子



 

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