ヒプステは浴びるもの。
シーズン1回更新するかしないかのnoteをこんなに活用する日がくるとは思ってなかった。大体下書きで満足するのでエーステ春単とかエーステ夏単とかの感想が下書きにいます。
大体言いたいことはこの方がまとめてくださってるので、読みやすいのでぜひ読んでください。
ヒプステの脚本がすげ~~~~最適解だった話 - 生きるの楽しい
https://abc-boiler.hatenablog.com/entry/2019/11/26/223612
私は心の赴くままに筆を取る雰囲気なんですが、手書きなら筆跡が坂口安吾みたいになってる状態なので察してください。
※全編ヒプステのネタバレ。ネタバレしても見る価値があるそれがヒプステ
普段やっぱり自分が見てきたものについてとにかく語りたいって感じで遠慮のない布教をするんですが、ヒプステに至っては『見逃すなんてもったいないから良いから見て!!!』大阪のおばちゃんもびっくり。3個で1000円お買い得だよね!みたいな土産物屋の特産でも何でも無い乾物状態。
ヒプステ版アンセム(動画のとこ)に「格の違う韻を見せつけて奪い取るオリジナルflavor」って歌詞あるんですけど、本当にこれだよ。これ。なにか奪われたし情緒が帰ってこないし、何を奪われたのかすらわからない。あとべらぼうに推しの顔とスタイルが良かったです。分かってたけど分かってた以上のクオリティだった。A0サイズのポスターとかにして売って欲しいし等身大パネル作って欲しい。品川から抱えて帰る
舞台好きな人はまじで見て。ほんとみて。演出ドーン!!!!!マイクがバーーン!!!!イケメンエレクトリカルパレード(低音ボイス)みたいなやつだから見て。派手だけど虚無にならないギリギリ攻めててめちゃくちゃ爽快感ある。私はちなみにカズと一郎の話は全くもって泣けなかった派なんですけど泣かない舞台でこんないい舞台初めて見たレベル。2.5で大体満足してるの『原作が好き』か『泣かせるストーリー』なので、泣かないのに楽しめたって結構自分の中で意外だった。中毒性のその1は多分ここなんだろうな。泣ける舞台って好きだけどめちゃくちゃにしんどい。楽しめる舞台って人それぞれなので、結局『感動』って泣かせにくるほうが分かりやすい。ヒプステはそこを演出とビジュアルと曲とダンスで殴ってくる。いや強いよ。鼓膜破ったらヒプノシスマイクの音が届かないから実質無効レベルの物理的解決。
キャラクター好きな人も見て欲しい。原作を壊さないけれど普段彼らが目の前にいたらこんな感じなんだ!っていう動きをいい意味で再現してくれる。真新しさはない、けれどドラマCDで耳から入ってきた情報が漸く視覚情報として出現した感じ。3Dコンテンツ。私の推し3次元なんですけど3次元ってすごいなって3次元に生きてる人とは思えない感想を抱きます毎回。ダビデ像が動いたらこんな感想抱くんだろうな。
ラップってなんぞやみたいな人も、ヒプマイでラップ楽しんでる人もいいぞ。舞台演出にラップってめちゃくちゃ虚無になりそうなんだけど(舞台上でやるキャラソンがコケる舞台もあるし)絶妙なバランスなの。ヒプステにとってラップは最適解のBGMなんだよ。歌うし踊るしなんか光るし脳内イルミネーションをいい具合にラップが現実とヒプマイの世界観を保ってくれる。ああ、この世界にラップって必要なんだなって思わせてくれる。ここに関してはコミカライズより余程説得力が以下略なので、コミカライズ読める人は絶対大丈夫。安心していい。私は発売時に放り投げたコミカライズをヒプステ後に読めました(3○歳 女性)
キャラクター解釈については、個人的には誰一人一致しない人がいない。個人もいいけれど、誰かといる時のキャラクター感が最高。チーム感がベースの、個人って感じなので別ディビジョンとのやり取りの時のさりげない感じが最高。チームとか兄弟とかそういうコンテンツが好きな人はヒプマイ知らなくてもいいから見て。
個人的にはやってることが高度すぎてよくわからないぞ高野くん山田一郎!!!っていうのと原作ファンのふせったーまで全部読みましたか水江くん入間銃兎の二強なんですけど(いやほんとどっちもやばい)
高野くん推しが近くにいるので、他舞台の姿も拝見してるんですがこの人ほんと歌もダンスも演技もうまい。めちゃくちゃバランスがいい人。ただ努力されてる方だと聞いてるので、多分山田一郎というキャラクターだけを解釈させたらセリフとかもう少し抑えるんじゃないかな?と思うけれど、ヒプノシスマイクがある世界の山田一郎+ステージ演出に対しての山田一郎という主人公。あの感じが完成形なんじゃないかなって思ってます。あと、個人的には高野くんがあの話し方をしていることが、2.5舞台の経験が浅いキャストを引き立てるんだよな。素でやってしまえば確実にキャリアの差が出てしまうけれど、あの話し方のおかげで山田一郎の存在感が、左馬刻と対になるものだって誰でも理解できる。左馬刻様も同じトーンだけれどヤクザっぽく聞こえるじゃんあれ最高にいい。バランス最高。vs構図にめちゃくちゃ箔がつく。
水江くん銃兎さんは、いや推しなんですけど推しながらに最高品質のスタイルと顔面近代美術かっていう。(見た目に反して)めちゃくちゃ謙虚な推しなので、本当に仕事に対する姿勢が好きなんです。2.5作品に出演する意味も、そのキャラクターにファンの人がいることも、その人達が色んな思い入れを持って2.5舞台を、ひいては自分が演じるキャラクターを見てくれることも知っててくれるのでプレッシャー毎回ハンパないだろうな(本音)と思ってます。きちんと応えてくれるので今回も割と安心して見てたんですが、想像以上の造形美……この世界でスーツってすごい破壊力やばい。銃兎さんのマイクとエフェクトが原作の中でも一番好きなんだけど(原作推しは左馬刻様なんですけど)マイク無線が立体になったのやばい。肩凝りそうだけどめちゃくちゃ良かった。黒×赤ってルブタンかよ最高じゃん。この世界の警察官で、世の中裏も表もあること知っててアカバネに対しても何かある『だろう』と踏んで情報集める銃兎さん。左馬刻様には秒でブチ切れるけど無駄なトラブルになりそうなら口を挟むし理鶯にはとにかく甘い。最高かよ。余談ですが、推しに金券送れないので株主優待券ならどうだと思って叙々苑検索したけど上場してなかった。
あと個人的には、あの左馬刻様をね。オーラ持ってる人が演じてくれてめちゃくちゃありがとう尊い。あのねほんとハマの王様(末っ子)。無条件に人の目を惹きつける人を選んでくれてありがとう。伸びしろやばいし、でも舞台の真ん中に立つことに萎縮しないって左馬刻様の王様絶対条件。会話で魅せるブクロと存在感で魅せるハマだった。
アカバネは何故今回で終わってしまうのか……いや逆輸入されたらめちゃくちゃ複雑だし荒れるし嫌なんですけどヒプステが終わったらアカバネディビジョンがもう見れない……屋台のない夏祭りみたいな炬燵で食べる雪見だいふくがないみたいな喪失感。あのめちゃくちゃヒールじゃん?カズは兎も角残り二人シビュラシステムあったら即執行されてるじゃん。でも届けてくれたクオリティが最高すぎて。カズと一郎くんのキラキラソングはエグザイルのライブに来た感じが味わえる。この感じSPIさんの蜻蛉切のソロ曲聞いた時の気持ちと似てる。
あと夢女子は見た方がいい。「中王区でディビジョンバトルやるらしいよ〜」「え〜暇だし見に言ってみる?」みたいな気分が味わえる。イケメン娯楽を享受する中王区の女の気持ち味わえるよ。
ヒプステ終わって「やばい、無理、やばい近い」って言ったら「また伊月さんの情緒が家出してるのウケる」って言われた私が思うがままに書くとこんな感じでした。
ぜひライビュ、或いは配信みてください。
ついでにカズの髪型は小学生当時からコーンロウだったのか(その髪型を優しい人と表現できるものなのか)という話を一緒にしてくれる人も募集します。長年会ってない子供の頃の友人の顔を覚えているか?→じゃあ身体的特徴が似てた?→小学生からコーンロウ?ってなってるんですけど、一郎をああ呼ぶ人がカズだけだったのかコーンロウという髪型は小学生が義務教育で選んでも問題ない世界なのか。ひとつだけ大きな疑問を残していったヒプステくんでした。
これ本当に今20分くらいで書ききったので推敲とか一切してないので「伊月さん発狂してるウケる」みたいな人しか需要ないんですけど、めちゃくちゃ軽い気待ちで配信買ってください。怪しい壺買うより安いから
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