凶の運勢
出かけて神社にご挨拶することはあっても、おみくじを引くことはなくて。おみくじを引くのは毎年なぜか初詣だけと決めている。今年も年が明けて、ようやく行けた初詣。このタイミングでとおみくじを引く。
カラカラから。◯番かぁ、なんだろうなぁとワクワクしながら引き出しを開ける。少し開けた瞬間に見える「凶」という文字。
待人:来ず
失物:不出
縁談:よろしからず
・・・
船出るも微風もないみたいな言葉もあって
そんなに全部マイナスな方に言い切らなくてもいいじゃん、なんて思ったりしないでもないけど、良くないことの書かれたおみくじは「いいことが続くから、気を引きしめて」というメッセージだと受け取っている。
良いことが続いたり、仕事が順調だったり、自分の中での暮らしが順調だと、無意識のうちに傲慢になったり、過信したり、上手くいかない気持ちを忘れてしまったり、調子に乗ってしまったり、人を傷つけてしまうような気がして、怖くなるときがある。だからこそ、おみくじで「凶」を引くことで、これからも順調にいくから人に驕らず、謙虚さを忘れないでと伝えてくれているのだと、これからも順調に満足した生活ができるよう助言してくれているのだと、そう捉えている。
上手くいかないことや悩むこともあるし、もっとこうしたいという想いもある。けれど、身体も崩さず、食べるものに困らず、仕事も役職について部署を動かして新しい事業に関わっていて、好きな人・大事な人とも一緒にいれて、本を読んだり散歩をしたり好きなことができている。
未来を想像すると不安になったりすることもある。けれどこれからも、日常を面白がりながら、目の前のこと一つひとつを大事にしていけば、順調にことが進んでいく気がする。きっと大丈夫。だからこそ、調子に乗らず、人に驕らず、謙虚にこれからも精進していけたらと思う。
これが私なりの解釈。
自分にとってよくないことが書いてあったらその部分は特に気を引きしめてというメッセージ。だからおみくじで凶がでても、小吉がでても、大吉がでても、なんだって落ち込む必要はない。大丈夫なのだ。