財産目録(遺産目録)
相続税の申告に必要となるものだけど、生前に整理してくれればまだしもそんな家庭は限られると思う。
住んでいる家や土地、株や金、車、あとは銀行の預金くらいのものだろう。
それを元に相続人集めて遺言書というのがベストだけど、生前にそんなことをやるのは希。
人はいつ死ぬか解らないし、死を前提のアクションを誰も取りたがらない。
なので大半はなくなってから財産目録を作り出す。
今は株や債権を手元に持つことがほとんど無くなったので家の金庫から謎の株券など手に入ることはないが、親父が亡くなったときは一部紙の株券や債券が金庫に眠っていて驚いた物だ。
今はそれがないだけマシとはいえるが芸術品など持っていればさらに厄介。鑑定が必要な場合がある。
土地も実際の評価額は変わってしまっていることが多いし、土地価格の査定も地方の別荘などだと現地の不動産屋に依頼することもある。
非常に厄介なのだ。(遺言書で分けていても、評価額の変化で揉めることも)
兄弟だけならそこまで大事にならなくてもその兄弟が亡くなって相続が子供に移っている場合(代襲相続)があり、子供が複数いたらさらに揉める要因になる。
遺産分割協議で揉めるのが一番辛いところ。
財産を綺麗にして亡くなるところまでが親の務めとも言える。
行かない別荘などは早々に処分がベスト。だからこそ別荘という奴はいつでも大量に売りに出ている。
相続税に関しては国税庁のWebサイトからDLできるので(No.4155 相続税の税率)事前に確認しておき、最後は税理士にお願いするのが良いと思う。
見落としや非課税部分など素人には限界がある。
相続税まで払い終えたら次のステップにいける。