依存症子の自己紹介 ③

違法薬物は眠れなくなるものが多いので、生活のリズムを少しでも戻そうと思い睡眠薬を飲みます。

耐性がついて睡眠薬の量がもっと増えます。

思った時間に起きれない。仕事に行くのがだるい。
「1日くらいいっか…」、当欠や無断欠勤をします。

それが続きます。

水商売や風俗では当欠は普通のことですが、昼間の仕事でそんなことを続けていけば当然信用を失いますね。

世間一般の常識が私にはあまり備わっていませんでした。

私のお客様は比較的お金持ちが多く、出勤すれば売上が立つので
怒るスタッフもあまりいなかったんです。

この頃どんな薬をどれくらい飲んでいたかですが、
ハルシオン0.25㍉×4錠、デパス1㍉×4錠、ベゲタミンA×2錠くらいだと思います。

出所してから知りましたが、ベゲタミンはもうなくなってしまったようですね。

あの薬はとても危険な薬でした。
その理由についても後に書いていきたいと思います。

睡眠薬と安定剤の量を増やして何としても眠らなきゃ。

寝なくちゃいけない
寝ないと疲れが取れない
仕事に行けない


そんな強迫観念のようなものがありました。
物音や光で眠りを害されると、ものすごくイライラしました。

処方量では足りず、ドクターショッピングと個人輸入で大量の薬を手に入れるようになります。

眠るという目的で睡眠薬を飲んでいたのに、いつの間にか「飛ぶ」という目的がプラスされていました。


ふわふわして気持ちいい。

アイディアが浮かんでくる。

どんどん饒舌になる。


だけど次の日、記憶がほとんど無い。

「わたしそんなこと言ったっけ?」 ということが多くなっていきます。


古くからのお客さんが離れ、人との衝突が増えていきました。

依存症子の自己紹介④に続きます。