Lee Bontecou(リー・ボンテクー)の魅力
私の好きなアーティストの一人に
アメリカ人女性芸術家:
Lee Bontecou(リー・ボンテクー)がいます。
1960年代
女性のアーティストでは珍しく、
ニューヨークアート界で
パイオニア的存在となった方です。
私が彼女の作品を初めて見たのは
MoMAでした。
彼女のスカルプチャーに
吸い込まれそうになったのを
覚えています。
吊るされた(Suspended)
このスカルプチャー(Untitled 1980-98)に
私は一目惚れし、
しばらく目が釘付けでした。
遠くから見ると
まるでギャラクシーのような
美しく繊細で吸い込まれそうな空間。
近くに寄って
その創りを見ると
つなぎ目や素材がとても力強く
セラミック、ワイヤー、
キャンバス、グロメットなどが
使われています。
私が陶芸(セラミック)に興味があるのも、
彼女の作品がきっかけなのかもしれません。
彼女のこの
Suspended(吊るされた)シリーズが
大好きです。
もう一つ。
この作品(Untitled 1961)↓も
大好きで、上のものとは
また違った迫力があります。
キャンバスに描かれた絵画のようでいて
立体的なスカルプチャーです。
このブラックホールに
吸い込まれそうで、
覗くのが怖くなります。
怖いけど覗きたくなる
不思議な魅力。
彼女は絵や彫刻で黒く塗るものに
Soot(すす)を使用していますが、
それがまた他と違う深みを
出しているのだと思います。
秋が近くなると
何故だか美術館巡りに
行きたくなるのは
私だけかな。
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