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「キャシアン・アンドー」2話の展開を振り返り

ディズニープラスで配信中の「スター・ウォーズ」のドラマシリーズ「キャシアン・アンドー」第2話の展開を振り返ります。記事は視聴済みの方に向けた内容となっています。またドラマの性質上、映画作品のエピソード1〜6 と「ローグ・ワン」の視聴済前提にもなっています。あらすじは「さわりだけ」を意識してなるべくサプライズ要素や結末は書かないよう心がけていますが、完全なネタバレ回避にはなっていませんので映画作品も含めて、未視聴の方はくれぐれもご注意下さい。

本シリーズは既に3つのエピソードが初回に一挙配信されています。

第2話「俺かもしれない」

嫉妬心からか、二人の関係を疑うティムがプリ・モアに密告。指名手配されたキャシアンは追い詰められ、隠し持っていた帝国の「NS-9スターパスユニット」を売って資金を作りタサーに逃れようと奔走します。

マックスが呼び出した謎の人物ルーセン・レイエルがフェリックスに到着。コレリア製と思われる可変翼の船の中でルーセンと受け答えをしているのは字幕での視聴では「フォンドア・ドロイド・モッド」となっています。ドロイドではなくナビゲーションAIのようなものが登場するのは初めてだと思いますが、それ以前にフォンドアと言えばゲーム「スター・ウォーズ バトルフロントII」に登場した帝国の造船所がある惑星であり、謎が深まります。

クローン戦争期と思われるフラッシュバック・パートでは隊が墜落した船を発見。乗員のスーツには独立星系連合のマークが。乗員は防毒マスクのようなものをしていて、船からも怪しいガスが噴き出しています。

「分離主義者」と「毒ガス」と言えば「クローン・ウォーズ」シーズン1第17話「ブルー・シャドウ・ウイルス」のエピソードが想起されます。アナキン、パドメらの活躍によりナブーで密かに開発されていたウイルスが銀河にばら撒かれる危機は回避され、開発した科学者ヌーヴォ・ヴィンディは逮捕されます。

関連があるかはまだ不明ですが、記録によれば「鉱山事故で放棄」とされているケナーリではももしかするとクローン戦争中に分離主義者による何か危険な実験や開発が行われていた(そして共和国→帝国がそれを引き継いで隠蔽した?)可能性も考えられます。キャサの集落に大人がいない事にも関係があるのかも。

ちなみに2017年に発売された「ローグ・ワン」のスピンオフ小説「カタリスト(上巻)」では、クローン戦争中にゲイレン・アーソの一家が分離主義者に捕らえられた際に、人質交換の候補としてクレニック(当時は共和国軍少佐)が拘束中だったヴィンディの名を挙げており、些細ながら奇妙な関連があります。

2話ではフラッシュバック・パート以上に本編での大きな展開は無く、女性関係も派手な、逃げるだけなのに雰囲気だけは格好いいキャシアンの物語は淡々と進んで行きます。頑張れキャシアン・アンドー。

あまり評判が良くない「ボバ・フェット」ですら、2話の段階でハットの双子を追い返して回想ではパイクの輸送列車を襲撃してますからね。

ちなみにティムとマックスがベッドを共にしたと想起させるシーンが「大人のスター・ウォーズ」として少々話題になっているようですが「エピソード2 クローンの攻撃」でも似たようなシーンは既にあり(しかも意味の重みが全然違う)、MCUの一部のドラマシリーズと比べたら全然大人しい表現かなと思います。


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