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STAR WARS プラモデル コレクション(4)

これまで趣味で製作してきた「スター・ウォーズ」のプラモデルを公開します。

1/144 AT-AT

2017年発売のキットです。スター・ウォーズの兵器「ウォーカー」の代表的な機体です。この通称「スノー・ウォーカー」は「エピソード5 帝国の逆襲」冒頭の氷の惑星ホスの戦いに帝国軍の地上兵器として登場し、友軍の脱出を援護する反乱軍地上部隊を苦しめました。全地形対応装甲トランスポート(First Order All Terrain Armored Transport)の略称「AT-AT」は昔はアタットと呼ばれていましたが、昨今はエーティ・エーティの呼ばれ方が多いようです。

ビークルモデルのスノースピーダーでホスの戦いを再現可能

ディズニープラスで配信中の「スター・ウォーズ」の制作舞台裏を紹介するドキュメンタリー「ライト&マジック」では、AT-ATの発想からデザイン、コマ撮りの様子まで詳細に紹介されています。個人的にジョー・ジョンストンとフィル・ティペットの口から直接このデザインのコンセプトが新生代の古代哺乳動物バルキテリウムであることが聞けたのは嬉しかったです。

グレーのサーフェイサーを吹いてウェザリングを施したあとにつや消しクリアーでコーティングしています。スケールのせいか意外と脚の付け根のパーツが脆く、折れてしまって修理したパーツもあります。あまりグリグリ動かして遊ぶのには向いていないと思います。

1/12 R2-D2 & C-3PO

3POの目が発光して見えるように正面からも光を当ててます

セット販売されたものもありましたが、2015年発売の「1/12 R2-D2&R5-D4」版のR2-D2と同年単体で発売されたC-3POです。

ほぼ全てのスター・ウォーズ作品に登場するお馴染みの2体のドロイドです。
黒澤明監督の「隠し砦の三悪人」に登場する千秋実と藤原釜足が演じる「太平と又七」がコンセプトと言われています。デザインには「宇宙戦艦ヤマト」のアナライザー(これはファンの推測でありその他の要素にも見られる松本零士作品からの影響についてはルーカスフィルムは明言していない)、「メトロポリス」のマリアの影響も感じられます。

R2-D2は人間と機械の間を取り持ち、ハイパースペース航行の計算を担うアストロメックドロイドと言われるロボットです。人間の言葉は喋りませんが、頑固でかなりキツイ性格なのだそうです。C-3POは幼いアナキン・スカイウォーカーが儀礼用プロトコルドロイドの廃品から再構築したもので、機能はそのままに銀河の600万以上の言語を話す事ができます。パドメ護衛中だったアナキンによりタトゥイーンから持ち帰られ、以降パドメがオーナーに。帝国成立後はR2-D2とともにベイル・オーガナに仕え、紆余曲折の末にルークと邂逅します。

3POはストレートに組んで、所々タミヤのスミ入れ塗料(黒)を流し込んでいます。せっかくのメッキなので汚すのを躊躇してピカピカのままにしました。スター・ウォーズには同形の色違いのドロイドも登場しますし3PO自体も錆色型がありますから、成形色を変えてバリエーション展開して欲しいなと思っています。

R2-D2はシルバーのパーツ全てにMrカラースーパーメタリック クロームシルバーを塗布しています。ドーム部分はメラミンスポンジで軽くこすってヘアラインのような印象を狙いました。全体に汚しを加えています。ブルーのパーツはガンダムマーカーのガンダムメタブルーを使ったのですが、割と明度が高くパキッとしたハイライトも出ないので環境によってはちょっとオリジナルのイメージとは差異があるかもです。足もとの金色のチューブのパーツは折れやすいので注意が必要です。私も何度か折ってしまいました。


1/72 タイ・ファイター

グレー部分はグレー、黒部分は黒のサーフェイサーを吹いてゴチャメカ部分にスミ入れしたのみです。キャノピーの枠だけ塗装しました。

機体中央部の左右にある小さな丸二つがツイン・イオン・エンジン

2015年発売のタイ・ファイターです。
帝国軍の主力戦闘機として帝国時代を描く様々な作品に登場します。
設定ではTIEはTwin Ion Engineの略とされていますが、名称を発案したルーカスは特に意味を与えていませんでした。英語としてのTIEには結合という意味があり、ルーカスは「二つの垂直な翼が結ばれている奴」というようなつもりで命名したのかなとも思います。TIEが点とかピリオドの事を言うと聞いたような気も。これは記憶違いかもしれませんので詳しい方のご指摘お待ちしています。

こちらは「ルーカスがアートに直接的に指示するのか」というスレッドに対するフィル・ショスタク氏による「そもそもルーカスがデザインの原案出してるよ」というコメントです。このルーカスの初期のスケッチは雑なものですが、極めて少ない情報量ながらいかにこれらが個性的で象徴的なデザインであるかが良く解ります。小さな子供でもうろ覚えで描けるというのはエンタメ向けのデザインとしてすごく重要だなと思います。
このスケッチを元にコリン・キャントウェルが初期モデルを造形し、ジョー・ジョンストンらがリアリティのあるディテールでアレンジして最終的なデザインとなりました。このあたりのお話も「ライト&マジック」で紹介されています。

Twin Ion Engineについてはアーティストのジョー・ジョンストンによる後付けであり、ソーラーパネル風のデザインの足がかりにしたと考えられます。(いわゆるシリコンを使った太陽電池は1950年代に登場、60年代には宇宙探査機などに応用)


先月末に発売された「ボバ・フェット(マンダロリアン版)」と「グローグー」も購入しました。長らく積んでいた1/144のミレニアム・ファルコン(RotS版)も着手。完成したら順次公開したいと思います。

ゆったりしたパンツの脚の付け根の分割が気になったのでパテで埋めてます。


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