「親子の絆」をヨーガに持ち込むとどうなるか
どこのヨーガ教室も、ほぼ例外なく
「欲望は身を滅ぼします。鎮めましょう」
と説法しておられます。これはこれで良い説法ですが、しかし、世襲制を採用している或るヨーガ教室に対しては、この説法はどうしても皮肉になってしまいます。なぜ皮肉なのでしょうか。それは、
「子供との絆こそ真の愛です」
と唱え、誰よりも志が低い子供に対して、そのヨガ教室を平気で引き継がせてしまっているからです。
ここでいう「志が低い」とは「やる気がない・怠け者」という意味ではありません。具体的には
「部下のいかなる助言にも耳を貸さず、ちょっとでも反抗する部下の首を簡単に切り、イエスマンのみで部下を固め、偉そうに部下に指示を下すが、あらゆる失敗を部下の責任に仕立て上げる」
ということです。「志が低い」とは具体的にはこういう意味です。
「欲望は身を滅ぼします」と唱えているヨガ人自身が
「真の愛の絆で結ばれている子供!」
という口実をもとに、その「志の低い子供」を経営幹部に昇進させてしまっており、その低さ故に従業員たちのモチベーションが下がり、そしてブラック企業に転落してしまっている、という皮肉です。
以上です。何かのご参考になれば幸いです。