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待つ人よ散らば散らなむ竹落葉

(まつひとよ ちらばちらなむ たけおちば)
季語|竹落葉(初夏)

通常、「落葉」は秋の季語ですが、「竹落葉」は初夏の季語です。
竹の場合は、春になると地下茎で繋がっている筍に栄養分を与えるため、葉が黄色く色づいて落葉するそうです。
そのため、「竹の秋」は春の季語になり、逆に竹がすくすく育って青さを取り戻す「竹の春」が仲秋の季語になっているそうです。

この句の「散らば散らなむ」は、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、下記の短歌の一節からとったものです。

僧正遍昭によみておくりける   
作者 惟喬親王


桜花  散らば散らなむ  散らずとて 
ふるさと人の 来ても見なくに 

(さくらばな ちらばちらなむ ちらずとて
ふるさとびとの きてもみなくに)

作者の惟喬親王(これたかのみこと)は、第五十五代文徳天皇の第一皇子で、歌の送り先の僧正遍昭は、六歌仙の一人で著名な歌人です。

この上句の流れるような調べが好きで、その一節をお借りして、竹落葉の俳句にしました。

昔に作った同じ季語「竹落葉」の句

いざさらば散りとて散らん竹落葉


「散りとて散らん」は、正直、降りてきた言葉なので、文法的に合っているのか、かなり怪しい( ̄▽ ̄;)
間違っていたら、誰か親切な方、こそっと教えてくださいませm(__)m


紫乃さんの記事を読み触発されて、この季語をまた詠んでみたくなりました。ありがとうございました。(*^^*)

【追記】
紫乃さんアドバイスありがとうございました。
   ↓
いざさらば散るとて散るらん竹落葉

他にもどなたか詳しくて親切な方いらっしゃいましたら、引き続きアドバイスお願いします。m(__)m

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