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処世術・謙虚な気持ちとお陰様

立花隆さんの「宇宙からの帰還」を読んだことありますか?
私はずいぶん前に読んだのですが、かなり良く覚えています。

それには、宇宙飛行士には神を信じるようになった人が多いと書かれていました。

月面に降り立った宇宙飛行士が見たのは荒涼たる景色。
木も草も一切生えていない岩だらけの世界です。
生命は一切ない、いわば死の世界

そして、はるかに見えるのが地球。
太陽の光を受けて青く輝いていたそうです。

地球には、木も草も生えているし、青い海もある。
森や草原には動物が生きているし、海には魚が泳いでいる。
懐かしい友達や大切な家族もいる。

そこで、地球はかけがえのないところだと気がつくんです。
そして、次に、神はいると感じたらしい。

これは思うというより、多分直感的に感じたんだと思う。

我々にしても同じことでしょう。
地球はかけがえがない。
そして、同時に日本という国もかけがえがない。

しかし、いま日本という国は、おかしなことばかりしている。
例えば、太陽光パネルだとか風車で国土を傷つけている。

そして、国土そのものを外国に売っている。
インフラも売るし、企業そのものも売る。

日本人は日本の国土に守られている。
それなのに、国土を痛めつけて、農業や漁業ができるのか?
企業活動だって出来ないだろう。

炭酸ガスは要らないと言いながら、パネルを設置するために木を切って良いのか?
木は炭酸ガスを吸って酸素を吐き出しているのに!

そもそも炭酸ガスを敵視することに疑問がある。
私は、そんなことを言う連中には、きっと他に目的があると思っている。

大事なインフラを外国に売るのもおかしい。
外国企業の良心なんか信じたら大間違い。
後できっと後悔する。

我々は、もっと国土や自然の恵に謙虚にならなければならないと思う。
謙虚とは、「お陰様の心」を持つことです。

昔のお年寄りは、「お陰様で。。。」とよく言っていました。
「お陰様で元気にしています」とか言われて、
それを聞くたびに、私は「誰のことだろう?」と思ったりしました。

でも、それは、お天道様のお陰、雨や風のお陰、大地や海のお陰・・・だったんでしょう。

太陽光パネルで傷つけられた野山の写真を見るたびに、
ヒドイことになっていると心が痛みます。
そして、この代償を払わされる日が遠くないとも思う。


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