ゐざさが「冷凍寿司」に力を入れる理由
ご無沙汰になってしまいました。
「ゐざさ」中谷本舗の中谷です。
更新が滞っている間に季節は変わり、もう冬の足音が近づき始めました。
さて、「ゐざさ」では、季節ごとにカタログを製作し、いつもお買い求めいただいているお客様にお送りさせていただいています。
冬のカタログもお客様の手元にすでに届いているのですが、今年は初の試みで、「冷凍寿司」をトップに掲載しました。
■冷凍寿司ジャンルの充実
今、「ゐざさ」は「冷凍寿司」の商品を充実させています。
以前、「蒸し柿の葉寿司」を開発した理由を、記事にしました。
自宅で過ごす時間が多い今、おかげ様でご好評いただき、たくさんの方にお買い求めいただいております。
でも、「自宅で過ごす時間」が多いから、ということだけが理由じゃないと思っています。
「日保ちがするから、すぐに食べないといけないプレッシャーがない」
「温めて食べるお寿司って美味しい!」
「電子レンジでチンするだけだから、すぐに食べられるし、時短にもなる」
そんなお声も頂戴しています。
■さらなる新商品の開発
そこで、私たちは色々と考えました。
「柿の葉寿司屋」である私たちは、これまでは柿の葉寿司を作り続け、お店や通販などで販売してきました。
それはもちろん、多くの方に喜んでいただいていると自負していますが、もっと、もっと皆様に美味しくて、いつもの食卓にちょっと花を添える商品をご提供できるのではないか?
特に、「日保ち」の問題は何とか解消したい課題でした。お寿司なので、消費期限が近いのは当たり前なのですが、冷凍にすることで、長期保存が可能になり、美味しく召し上げっていただけるのであれば、それが一番良いし、皆様に喜んでいただけるのではないかーー。
そこで、蒸し柿の葉寿司に続く新商品の開発に着手。
出来上がったのが、「衣寿司(ころもすし)」です。
■日本古来の知恵「包む」
「衣寿司」は私たちが考えた新しい冷凍寿司です。
日本では古来、食べ物を自然の葉などで「包む」ことで保存させるという文化があります。
その一つが「柿の葉寿司」。「包む」ことは、保存させるという実用的な側面はもちろんあるのですが、それ以上に、「人の手で一つずつ包む」という行為そのものに価値があるような気がします。
柿の葉寿司は今でこそ、全国的に知っていただけている奈良の名産となりましたが、元々は奈良の山村・吉野地方の郷土料理。「ハレの日」のごちそうでした。
「美味しくなあれ!」
そんな気持ちが「包む」という行為には込められていると思っています。
さて、「包む」という日本古来の文化を現代風にアレンジしたのが「衣寿司」です。
選りすぐりの厚みのあるネタを使った押し鮨に、一つずつ和紙風の包みをまとわせ、急速冷凍しました。
ネタは以下の6種類。どれも元々、人気のネタばかりです。
食べるときは、電子レンジで軽く温めた後、30分ほど余熱で解凍してください。そうすることで、「さば」や「さけ」などの風味が損なわれることなく、召し上がっていただけます。
それに、「個包装」であることもポイント。好きな時に好きなだけ温めて食べていただけるので、ちょっと小腹がすいた時や、忙しい年末年始の食卓の一品に加えていただきやすいと思っています。
■最後に
忙しい毎日を過ごす中、ご家族で囲む食卓は、ホッとするひとときであると思います。
美味しいものを食べているときは、嫌なことも忘れてしまう。そんな経験は誰しもが持っているでしょう。
手軽に時間をかけることなく召し上がっていただける「冷凍寿司」に、ゐざさはこれからも力を入れていくつもりです。
※「衣寿司」は公式オンラインショップで販売中です。
6種12個入と竹かごに入った贈り物にぴったりの6種18個入の2商品がございます。
この記事を見て、少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひオンラインショップものぞいてみてください。