見出し画像

旅と仕事は紙一重/オフィスに平日9時5時ばかりではない働き方:株式会社イザンのお仕事を知る


1.就活でモヤッとしているあなたへ

こんにちは、京都にある会社、株式会社イザン・代表取締役の井上です。
このnoteは株式会社イザンで働くことについて知っていただくために書きますが、世の中にはこんな働き方をしている人がいるのだ、と知ることにもつながる内容だと思います。

特に学生の方、若い方は学校から就活をはじめなさい、と言われて動いている人が大半です。しかし、就職する以外にも本当は選択肢は存在します。就職するにしても一般的な会社や職場以外にも選択肢は存在します。

大学の教員も職員の方もユニークな働き方について本当に理解している人はごくわずかです。世界は広くて、いろんな会社や職場や仕事があって、働き方も多様です。

就活でモヤッとしている方に一息入れながら読んでいただくのも、とてもうれしいです。

新幹線車内で読書。(これは撮影用のヤラセです。口元が少し笑ってますね)

2.旅に出るのに休みはいらない

平日頑張って働いてお金を貯めて、休日や連休に旅行に行く。もちろん素敵なことです。
出張で全国あちこちに行く。あちこちに行けて楽しいです。

仕事も趣味も線引きをあえてせず、自身の見聞を広げつつ、あわよくば営業もしてしまう、そんな旅もあります。

イザンでは旅は人を成長させる機会だと考えています。
旅と仕事は紙一重なものなのだと勝手に考えています。


わざわざ貴重なお休みを使わなくても、旅はできるし、行きたいところがあるならば、食べたいものがあるならば仕事を頑張ってみるという動機でもいいのでは、ということです。

京都・高野川。春の日にこんなに晴れたら桜を見ながらのノマドワーク!

やってもいない仕事のやりがいを面接で語ることや、未経験の仕事についての志望動機を伝えるのは大変です。でも、こんな毎日を過ごしたい、こんな働き方なら力を発揮できると考えることはないでしょうか。

私は旅をしながらできる働き方や仕事はないかな、と思って起業して、会社をやってきた部分があります。経営者であってもこんな人がいるので、面接で立派なことを言う、もっともらしいことを言うことに疲れるのは無理もありません。

松山から1時間。船に乗って興居島にやってきました

3.旅に出たいなら理由を作ったらええやん。

唐突の関西弁。そう、イザンは京都の会社です。
さすがに理由もないのに、会社として旅に出ることはできません。それもいずれはやってみたいのですが…

旅に出るなら理由があればいいのです。
営業? 撮影や納品業務のため?
展示会やイベントに出展、参加するため?
これで十分です。お仕事を頑張って、遠くあるいは近くでも訪ねる理由ができればいいのです。
北海道の企業からお仕事をいただければ、北海道に行ける!

イザンは旅に関する事業もやっています。だから、旅をすること、お宿に泊まること、素敵な景色を満喫すること、旅先で様々な出会いを作ること。
これらがちゃんと次の仕事につながっていきますし、つなげていきます。

どんなところを訪ねたのか。一挙紹介!!

4.展示会はお祭り!地域のカラーに触れられます

全国屈指の規模!日本一出展が難しい?メッセナゴヤ

展示会とは様々な企業や団体が自社の製品やサービスを、来場者に紹介するイベントです。多くのブースが並び、たくさんの来場者で賑わう様子はさながらお祭り!

出展している企業同士が仲良くなることもありますし、出展者交流会を開催される展示会もあります。
ブースにはびっくりするような産業界の大物ゲストがふらっと立ち寄られることもあり、油断できません。

大阪で開催されたMICE EXPO。特定の業種を対象にした展示会

地方の展示会には地域の企業が多く出展されるため、その地域がどんな地域なのかを知るための手がかりにもなります。
会期は1日から長くて3日。短期集中決戦です。

愛媛・今治の展示会では人気ゆるキャラ・バリィさんとパチリ。金髪OKなのかって?OKです。髪の色と仕事の内容に因果関係はないですからね
そんな今治には大阪からフェリーで。新幹線だけが出張手段ではありません

展示会は備品の準備や会場で配布する資料の作成、トークの練習など、学校の文化祭のような準備作業が続きます。
どんな展示会だろうか、どんな方と御縁があるだろうか、
緊張感はありつつもワクワクできるお仕事です。
もちろん立ち仕事となるので、脚は棒、腰はヒリヒリ。
体力も必要となるお仕事なのです。

会場に着いたときはこんなテンションでも、終わる頃にはクタクタ
展示会場は広いのでとにかく脚に来ます。脚が辛いのです
仙台の展示会のお弁当は牡蠣飯!展示会の密かな愉しみ

5.営業帰り・地元も小さな旅になる

何も遠くに行かなくても近場でも十分旅を味わえます。
そのためには旅の嗅覚が必要ですし、日常を旅にする知恵と工夫が大切です。

大阪・天王寺のオクトーバーフェスト!

京都はもちろん大阪や滋賀、神戸や奈良でも旅のヒントはたくさんあります。営業帰りにオクトーバーフェストに参加したり、お花見を楽しんだり。楽しいことを見つける力を身につければ、いつでも旅は始まります。

「歩く」ことで見つかるものは本当にたくさんあるのだと、知らないこともたくさんあるのだと、今でも何度も思い知らされます。

京都・醍醐寺で行われたVRイベント。このあと醍醐寺を散策しました
地元伏見の桜の名所。映画『君の膵臓をたべたい』で浜辺さんがいたとこです

6.大型案件の撮影で町や地域を知る

2日以上に及ぶ撮影のために、出張することもよくあります。
地域のことを知ることで、よりよいお仕事になるので、しっかりと町や地域のことを知る時間も取っています。

撮影時にはこんな空間を独り占めできることも
小田急ロマンスカーミュージアム。滞在先ホテルから徒歩5分、そりゃ行くでしょう

滞在するのは地元のホテル。町の人と同じように過ごします。町で人気のパン屋さんやごはん屋さんに入るのは楽しみのひとつ。歩いてすぐのところに思わぬスポットや歴史散歩道があったりします。

福井のソースカツ丼。うまそう、実際うまい

撮影が終わったら、帰りのルートを工夫することで寄り道することも。
東京から京都に帰るのに、長野経由にしてみたり。移動時間も仕事ができるこの時代。工夫次第で仕事の時間を確保しながら旅ができます。

東京からなら途中下車で湘南、熱海、静岡、浜松…いくらでも立ち寄れます

7.グルメが旅を彩ります

旅の一番の楽しみとも言えるのが旅先でのグルメ、ご飯、食事、美味しいもの。ここでは各地でいただいたものをご紹介します。
高級なもの、贅沢なものでなくても、旅に出て、土地のもの、美味しいものをいただく、それこそが贅沢なんです。

愛媛・松山でいただく鯛めし。すごくすごく上等なたまごかけごはん
名古屋の味噌カツ。味噌カツのために名古屋に行くことが許されるくらい好き
福井県・鯖江でいただくとろろかけごはん。赤い山ウニが絶品
ここは北海道。当然、海鮮もはずせません
瀬戸内海の絶景を見ながらのしらす丼という選択肢もある
滋賀のソウルフード近江ちゃんぽん屋さんでいただく豚そば

そして、とにかく焼肉です。
展示会も撮影もとにかく体力勝負なところがあります。そして翌日にはお礼の連絡や編集作業などが始まります。気力・体力を回復させ、なおかつ全国どこでも美味しいもの、それは焼肉です。

焼肉は基本、私(社長)が焼くので皆さんは美味しく食べる担当で結構です
各地の美味しい焼肉屋さんは当日予約が困難で焼肉難民になることもしばしば
焼肉は人をしあわせにする力がありますね
ほら、しあわせそうです

8.移動もまたたのし。移動手段・ルートにこだわる

新幹線は確かに早いし便利。とはいえ、いつも新幹線というわけにはいきません。日本の旅の景色は美しく、変化に富んでいるからです。楽しまなないのはもったいない。
トンネルと壁が多く、速すぎて車窓がぶっ飛んでいく新幹線以外の移動手段にもこだわりたいところです。

四国から岡山へ。極上の車窓が広がります
大阪のとある町。ペデストリアンデッキで旅の興奮を覚えるようになれば一人前
もちろん新幹線も嫌いではないです。通称”スゴイカタイアイス”を楽しむ
浅草から日光へ。鉄道マニアの方ならおや?と思う車両とシート

9.仕事だから入れる・行ける。こんなとこ、あんなとこ

さて、旅と言っても普通の旅とは違います。プロとして専門家として、入ることができたり、行くことができる、場所もあります。

大阪市中央公会堂。重要文化財の中会議室にて撮影
けいはんなロボット技術センターで新製品試作をしていたり…
京都府庁旧本館正庁、旧議場での会議に参加
みやこメッセで開催されたIVS KYOTOに参加
2023年はインターンシップの取り組みで国連主催イベントにも出展。河野デジタル担当大臣にもお越しいただきました

ここでは写真をあげてご紹介できませんが、撮影では開業前の高級ホテル、迫力満点の工場内部、貴重な文化財、鉄道車両や大型タンカーの期間室、有名ライブハウスの楽屋、テーマパークの裏動線などなど。
本当に様々なところに伺います。

10.文字モニュメント・映えスポットをコレクション。旅はリベラルアーツ?

各地にある文字のモニュメントも必然的にコレクションできてしまいます。

期間限定、国連イベントでの貴重な文字モニュメント
OSAKA
KOGANE…さてどの町にある文字モニュメント?
COOLの文字通り本当に寒い氷点下の釧路
大阪の茨木市にて

旅をすると答えのない問題や課題を解決する力や知恵がつきます。歴史や地理・風土だけではない、いわばリベラルアーツにもつながるような時間になるのではないかと考えています。


ここまで4,000文字ほど。
長文とたくさんの写真にお付き合いいただきありがとうございます。
もう少し、お付き合いください。


11.実際にイザンメンバーに話を聞いてみました

最後は写真にもたびたび登場している藤井真鈴さん(2024年時点・執行役員)に話を聞いてみましょう。イザンには「美味しいものがたくさん食べられるから」入ったと堂々と宣言してくれている彼女は大学生のときにアルバイト兼インターンシップとしてお仕事を始めました。

おそらく、日本で初めての女子大生3D撮影技師(当社調べ・異論を認めます)として活躍してきたのですが、その本音は実はグルメと旅が動機だったのです。(異論を認めます)

さて、次の日本地図をご覧ください。これは何を意味しているでしょうか。

これは藤井さんが実際に訪ねた都道府県です。
黄色は出張旅で宿泊をした都道府県、緑色は宿泊はしていないが出張した先です。通過だけのものは含んでいません。
学生時代からの3年ほどで30近い都道府県に行きました。(記事執筆時点)

地図には淡路島などの離島がありませんが、いくつかの島にも渡っています。一般的な企業ではなかなか考えられない数ではないでしょうか。

一番印象に残っているという興居島。島で買ったお弁当とおまけでもらった「ごごしまみかん」

ーーこれまでどんなところに行きましたか?
藤井さん:思い出せないくらい、いろいろなところに行きました。
興居島、松島も行きましたよね。北海道、東北、そう鳴子温泉にも行きました。東京、さいたま、名古屋…

(このあとたくさんの地名が出てきました)

門司にて。藤井さんはレトロな建物や味のある町並みが好物

ーーどんなところが印象に残っていますか。
藤井さん:そうですね、海の景色ですね。一番は興居島(ごごしま)です。仕事がきっかけでないと、自分では選んで行かないようなところにたくさん行けました。いろいろなところがあると、仕事を通じて知りました。

敦賀の海鮮は特に美味しかったそうです。私もそう思います

ーーグルメはどうですか?
藤井さん:美味しいものを食べるのが好きなので、いつもとても楽しみです。結構な割合で焼肉に行ってると思います。
敦賀の海鮮は美味しかったです。仙台の牛タンとお土産で買ったずんだもちも!
京都でも仕事の合間や仕事終わりにいろんなものを見に行ったり食べに行ったりしますね。
北野神社の夜桜や伏見稲荷の宵宮祭、北野天満宮の天神さん(縁日)…
お天気のいい日に京都競馬場の芝生でミーティングをしたこともあります。

京都競馬場は拠点からわりと近いのです

--今後、どんなところに行ってみたいですか。
藤井さん:海外に行ってみたいですね。台湾!
あとはまだ行っていない、高知や青森、ねぶた祭りです。
広島の町にも行ってみたいです。

年末の北野天満宮。終い天神。京都にいるからこその贅沢

いかがでしたか。
まったく仕事について触れていないメンバーインタビューも珍しいと思います。藤井さんのnoteでは仕事について触れていますので、ぜひ御覧ください。ちゃんとお仕事していることもよくわかっていただける、、と思います。

それでは、また別のnoteでお会いしましょう。
さらに進化したイザンの旅と仕事をお届けしますよ!

展示会設営日。クノイチのような姿勢でランチ中
本人の「この写真を使ってくれ」とのリクエストを受けて。京都府庁旧本館にて


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?