定年前に移住を考え始めるということ
就職を機に福岡から上京してきたのが三十数年前、いつの間にか定年が目前に迫ってきました。定年後の生活を考えはじめた時に、今の職場での再雇用という選択肢が最有力ではあったのですが(今でもその選択肢はありますが)、だんだんと脂も抜けてきた自分を顧みて、もうちょっと落ち着いた環境でのんびり暮らすのも悪くないかな、と思い始めました。
それで地方への移住を考え始めましたので、記事にまとめてみたいと思います。
地元に帰るということ
地方に住むとなれば第一の候補地は地元の福岡です。東京圏に住み始めた頃からからぼんやりといつかは帰りたいという思いがありましたので、福岡での暮らしのイメージは断片的ではありますが頭の中にはありました。
まず、住む場所は、学生の頃から仲間たちとよく海水浴に行っていた糸島半島。
玄界灘に面した二見ヶ浦や芥屋の透明度の高い美しい海、その海に迫る山、福岡市にも近く車でも電車でも都市部へのアクセスも便利。自然に囲まれてのんびり過ごし、都会の利便性も損なわず、という老後の生活には理想的な場所のように思えます。
妄想からスタート
ともに福岡を離れた仲間とも、いつかみんなで糸島に住もう、一緒にカフェをやろう、なんて妄想を酒の肴にしたりもしていました。
二見ヶ浦の夫婦岩を望む高台に建てたカフェ兼自宅、夕日眺めながらのバータイム。私は料理が好きでいつか飲食店をやってみたいという別の妄想もありましたので、糸島の食材を使った美味しい料理も評判になるような…
あ、これは本当に全くの妄想ですが、後で「ふるさと回帰移住支援センター」の相談員さんに、「理想でも妄想でもいいので、移住の目的、やりたいことを書き出すこと、そしてそれに優先順位をつけること」とアドバイスをしていただき、ああ、自分が妄想していたことは正しかったんだ(?)、と妙に納得してしまったのでした。
それは移住ということ
実際に、私の両親は既にふたりとも老人ホームに入り、福岡にはもう実家はありません。帰るとなれば住むところは買うなり借りるなり、新たに見つける必要があります。私もパートナーも会社員なので、仕事をするのであれば、それも新しく見つける必要があります。
これは単に住む場所を変える「転居」や「引っ越し」ではなく、すべての生活を新しく構築し直す「移住」です。
そのために、移住と腹を括って
というようなことを考え始めましたので、これを少しづつ記事にしていきたいと思います。
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