読書記録(数えるのをやめた)

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ubiquitous vol.1  
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 ジョン・W.ハワー『アメリカ 暴力の世紀』2017、岩波書店

 読み終わりました。おお~。読み終えられてよかった。歴史政治系苦手なので途中で投げ出してしまうんではないかと我ながら不安で不安で仕方がなかった。(歴史よわよわ女なのでどれだけ吸収できたかは疑問です。)
 「大戦後からのアメリカの暴力は本当に減ったのか」という疑問から始まり、とにかく膨大な数の軍事や工作のデータが述べられていてパンピーはちょっと引くレベル。何万の核弾頭とか何百万の死者とかそういう単位の参考文献の紹介が全編にわたって続いている。え?なんで自分生きてこれた……?
 リアルな軍略や指南書の記述もあって淡々とえげつないです。

 唯一の支配という理想、巨悪との二項対立など思想をちょいちょいくみ取るのが精一杯だった。著者がこの感想を見たら泣いてしまうかもしれない。「被害妄想」という単語が印象的だった。

ところで縦書きの年代表示って読みにくくってかなわんですね。目が滑ってしまう。取り急ぎ!

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