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白浜維詠
2022年1月1日 11:12
光源氏とその従者たちは隠遁先の須磨で最初は別れた妻子を思って泣き暮らしてましたが二月三月も経つと…「こうして田舎暮らししてると俺たち通勤しなくても食うのに困らないいい身分だったんだなー」「ほーんとほんと落ち延びてきた貴公子、と現地で噂が広まって頼んでもいないのに漁師たちが貢物くれるし新鮮な海鮮うめーし隠遁ライフも悪くないなー」と宮仕えから開放された僕らは貴族階級の有り難みを噛み締めなが
2022年1月2日 11:34
皆さんお待たせ!光源氏の一番の従者である僕、藤原惟光の物語も残すところあと2回。隠遁地、須磨を離れて変わり者の入道に無理矢理連れてこられた感のある明石での新生活が始まりました。光る君は早速都にいる縁者全てに自分は須磨から明石に避難したから大丈夫。という旨の手紙を書き、最後に「都でも天変地異が続いて皆恐れ慄いています」という内容の手紙をくれた愛妻、紫の上への文を書く時には一章読む毎