非実在農業女子

2023年2月現在、ネット上で「西条市の農地が水資源目的の中国資本に買われている」という情報が広がっています。地元の一農家の目線でそのファクトチェックを行い伝えていきます。 農業法人を攻撃する意図はありません。私のスタンスをプロフィールに書いてます

非実在農業女子

2023年2月現在、ネット上で「西条市の農地が水資源目的の中国資本に買われている」という情報が広がっています。地元の一農家の目線でそのファクトチェックを行い伝えていきます。 農業法人を攻撃する意図はありません。私のスタンスをプロフィールに書いてます

マガジン

  • 愛媛県西条市の外国法人子会社による農地取得に関する考察

    2023年2月現在、ネット上で「西条市の農地が水資源目的の中国資本に買われている」という情報が広がっています。地元の一農家の目線でそのファクトチェックを行い伝えていきます。 農業法人を攻撃する意図はありません。

  • 西条市長選挙2024

    「人んちの市の選挙に、よその人間がデマで干渉すんじゃねぇ!」 今度の西条市長選挙は今まで以上に、ネット動画で怪情報、デマ情報が激しく流れています。そのようなデマに毒されない情報や、批判対象となっている政策の検証を行っていきます。

最近の記事

note記事をリニューアルします

「愛媛県西条市の外国法人子会社による農地取得に関する考察」関係のnote記事について、スタートから2年近く経ち、記事数が多く内容が複雑かつ重複していること、また情報が古いことなどが気になりだしました。 そこで、現在20件以上ある記事を整理して、数件程度に再編集したいと思い、一部記事を除き掲載停止しました。 作業はマイペースでやっていきますので、気長に待っていただけると幸いです。 当面はこちらの記事を参考にしてください。

    • 【西条市長選挙2024】小中学校の再編は、児童の親世代(若者)に将来のツケを残さないため

      こちらの記事も読んでいただけると幸いです。農地を買収した「中国資本」の正体について迫りました。 市長選挙が始まると、にわかに小中学校再編の問題も注目されているように感じる。 故・伊藤宏太郎元市長は「小学校は地域の拠点なので残す」という言葉を残したと今回の選挙候補者の一人が言っている。この言葉が、彼が市長職を離れた後も10年以上、いわば「足かせ」のような形で市行政に思い切った決断をする力を奪っていたのではないかと筆者は思っている。 市内小学校の児童数の現状現状認識として、小

      • 【西条市長選挙2024】現職市長の間に「市の借金が2倍に膨らんだ」という批判は的外れのフェイクです

        こちらの記事も読んでいただけると幸いです。農地を買収した「中国資本」の正体について迫りました。 2024年11月3日の西条市長選挙公示日を迎え、選挙戦が始まっている。 相変わらず、YouTube等SNSである新人候補以外の2候補に対する真偽不明の情報による批判が続いている。 現職に対する批判は避けられないものではあるし、民主主義にとってはある方が健全とは言える。しかし、誤った嘘の情報を根拠にする批判は批判ではなく誹謗中傷である。 今回はそのうちの一例を取り上げ、偽情報をフ

        • 【西条市長選挙2024】西条市の移住支援事業を取り上げた民放テレビ番組のYouTube動画集

          西条市は移住者促進に取り組み、その結果「住みたい田舎第1位」などという二つ名で呼ばれるようになって久しいです。投資した税金に見合った結果になっているか等、その政策に賛否はあるわけですが、市の名前が今まで以上に全国に知れ渡ったのは事実としてあります。 シティープロモーション担当の市職員の売り込みの成果か、民放の番組でもその取組が度々取り上げられていました。そこでYouTubeにアーカイブが残されている番組について、リンク集を作成してみました。 2021/04/26 BSテレ東

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        • 愛媛県西条市の外国法人子会社による農地取得に関する考察
          14本
        • 西条市長選挙2024
          7本

        記事

          【西条市長選挙2024】丹原・小松・東予の三高校の志願者数の推移について

          こちらの記事も読んでいただけると幸いです。農地を買収した「中国資本」の正体について迫りました。 今回は市長選挙の論点そのものというより、論点のきっかけとなる「市内3高校の再編」についての背景情報をチェックする。 丹原高校は筆者の母校でもある。再編にあたり利用校でなくなることには一抹の寂しさはあるが、少子化の時代に合わせた再編の目的と、JR駅のない丹原という立地を考えればベストではないがベターな再編計画だと思っている。 再編後の各校の運用が地元の子供たちの学力・能力向上に十

          【西条市長選挙2024】丹原・小松・東予の三高校の志願者数の推移について

          【西条市長選挙2024】市議の議員報酬増額は本当に多すぎだった?

          こちらの記事も読んでいただけると幸いです。農地を買収した「中国資本」の正体について迫りました。 これまでの過程を整理する西条市長選挙でよく聞く批判の一つが「市長は審議会答申より2万円も多く市議会議員報酬を増額させた」というものだ。 西条市議会議員の議員報酬の推移と、それに関する検討の過程は、以下のようになっている。 このような過程で、合併以来19年据え置きだった市議報酬は12.5%増額されている。 議会活性化推進特別委員会 ここに出てくる議会活性化推進特別委員会は市議

          【西条市長選挙2024】市議の議員報酬増額は本当に多すぎだった?

          【西条市長選挙2024】市長選挙の争点?「ゴミ袋無料化」は本当に市民が望んでいるか?

          こちらの記事も読んでいただけると幸いです。農地を買収した「中国資本」の正体について迫りました。 西条市はYouTubeでも「ゴミ問題」について市民へ広報しています。 (2024年10月25日追記) 西条市長選挙において、新人の2候補はどちらも市が令和5年度から導入したゴミ袋有料化の見直し、すなわち「再無料化」を掲げている。内容的には、「単なる再無料化」案と「無料時代の旧ゴミ袋の使用期限を撤廃し令和7年度以降も使用可とする」案というふうに若干ニュアンスは違う。 しかしゴミ

          【西条市長選挙2024】市長選挙の争点?「ゴミ袋無料化」は本当に市民が望んでいるか?

          【西条市長選挙2024】Youtubeで流れる「農地・農道を中国に売った!」という情報は事実を歪めたデマ! 地元民が解説します

          西条市長選挙が迫る中、現職や自民党籍の候補予定者に関する批判動画がYoutubeに上がっています。この中には、私が1年以上調べてきた西条市丹原町にある「イーキウイ」という農業法人についての偽情報(デマ)が含まれ、それを元に前述の候補予定者を不当に貶めようとしています。 候補者予定者だけがデマの矢面に立つだけならまだしも、このデマの行き着く先は、農業法人で働く日本人スタッフや粛々と法に従い仕事をこなした市職員、審議した農業委員(地元農家)への誹謗中傷と市への風評被害、地元住民

          【西条市長選挙2024】Youtubeで流れる「農地・農道を中国に売った!」という情報は事実を歪めたデマ! 地元民が解説します

          衝撃的な報道「農家の自殺者が3割増加!」は真実か

          「農家の自殺者が380人もいて以前より3割も増加し、国会やネットで大問題になっている」 先般、農家仲間からこんな話題を耳にした。 日本農業新聞にはこのような記事・論説が載っている(2024/03/29の記事は有料なので、2024/04/05の論説記事を参照のこと)。 正確には、林業・漁業を含めた第一次産業従事者の自殺が増加しているという報道である。 SNSでの反応 Twitterで「農家 自殺」で検索してみれば、この件に関して軒並み 農水省の政策が無策(意訳) 自

          衝撃的な報道「農家の自殺者が3割増加!」は真実か

          農と食の安全に関する情報源(暫定版)

          こちらは、私が記事を書く上で情報収集のために参考にしているサイトのリンクを勝手に整理したものです。 サイトの傾向を大きく2つに分類していますが、一方が正しく、べつの一方が間違っている、という意図で分別してません。単にサイト内の傾向で分別しているので、その点ご承知ください。 ※個人名は敬称略です。 ☆農薬・添加物・種苗法・GM作物等について、エビデンスに基づく情報を発信している団体・個人農薬工業会 [PDF]「週刊新潮の掲載記事に関する農薬工業会の見解」統合版 日産化学

          農と食の安全に関する情報源(暫定版)

          【資料】「西条市農業委員会議事録(抜粋)」まとめ

          株式会社イーキウイに関する、西条市農業委員会の議事録の内容について、市のpdf資料から抜粋しまとめました。 市がサイト上で誰でも見られる形で公開している公式文書ですので、引用には問題ないと判断しています。 なお、過去の記事「14.直近(3/6)の西条市農業委員会議事録」は内容が重複するため、この資料の公開と同時に記事14を欠番扱いとしました。 平成30年度第6回総会 議事録平成30年9月5日(水)開催 令和4年度 第12回総会 議事録令和5年3月6日(月)開催 T委員

          【資料】「西条市農業委員会議事録(抜粋)」まとめ

          【資料】市議会議事録

          西条市 平成30年 6月定例会 06月12日-03号 ◎農林水産部長(明比卓志君)  (登壇) それでは、私から、佐伯利彦議員ご質問のキウイフルーツの産地維持に向けた取組について、お答えいたします。  まず、外国資本生産者の参入に対する市の考えについてでございますが、キウイフルーツの産地維持に向けた取組につきましては、先月、5月22日に、JA東予園芸が中心となり、ニュージーランドの生産法人ジェイス・インベストメンツと連携した新法人株式会社イーキウイを設立したところでありま

          【資料】市議会議事録

          【資料】西条市の「皆さまからのご意見・ご提言と市の対応」のまとめ

          「外国法人が出資する日本農業法人による西条市の農地取得」について、西条市民から寄せられた意見と、それに対する市の回答を、わかりやすくまとめました。 同じような文言ばかりの押収で退屈かもしれませんが、市の公式回答ということで理解の一助になればいいかと思います。 令和4年度(10~12月)皆さまからのご意見・ご提言と市の対応(概要)9 農地 Q. 中国企業への農地を誘致しているのか。 A. 中国企業への誘致を行っている事実はありません。 令和4年度(令和5年1~3月)皆さ

          【資料】西条市の「皆さまからのご意見・ご提言と市の対応」のまとめ

          【雑文】僕たちは日本を耕す外国人たちと共存できるか

          外国人の農地取得に対する、若手農家のスタンスはどんな感じか私は農家なので、農作業中にイヤホンで農系ポッドキャストをよく聞いてますが、先日フォローしている脳ある鷹さんが、そのものズバリ「外国人の農地取得」をテーマに語っておりました。 西条市にある外国法人のキウイフルーツ農園についても触れており、思わず作業の手がピタッと止まってしまいました。 番組の中で、農家であるスピーカーのお二人は、「(どの外国人が農地を所有しているか、何を作っているか)ちゃんと把握できているならいいんじ

          【雑文】僕たちは日本を耕す外国人たちと共存できるか

          【資料】ニュージーランドの大手キウイ生産会社・JACEグループの日本子会社のホームページが公開

          農業ジャーナリスト・山口亮子氏の現代新書記事により「香港資本」という点ばかり殊更に注目され、一部の政党等から問題視され誹謗中傷を被った、愛媛県西条市にある農業生産法人のE社。 それまで公式の情報発信等がなかったのが災いであったが、西条市長の「住民に説明を」という要望を受けた同社代表Jan Benes氏が、記者会見の中で「社のインターネットサイトを用意する」と説明していたのを記憶しています。 そのサイトが公開されたようなので、確認してみました。 まず、非常に残念なのが全て英語

          【資料】ニュージーランドの大手キウイ生産会社・JACEグループの日本子会社のホームページが公開

          【資料】B株式を外国法人が持ってたら農地所有適格法人として違法なのか、農林水産省に聞いてみた

          引用のfasebook投稿にあるように、某政党は「外国法人がB株式持ってるのに農地所有適格法人は違法だ」と主張しています。 ですので、白黒はっきりさせるために私は 農林水産省に質問メール送りました。 それが3月26日 日曜日の事。 で、本日(4月3日 月曜日)お返事が来ました。1週間も待たされましたが、ちゃんと返事が来て良かった良かった。 その内容は次のとおりです。 農業関係者以外の者が拒否権付種類株式を保有していたとしても、議決権要件を欠くものとはいえないと考えます。

          【資料】B株式を外国法人が持ってたら農地所有適格法人として違法なのか、農林水産省に聞いてみた