【掌編小説】おそろいチュニック
今日は凡ミスのオンパレードだった。ちょっと、凹む。いや、大いに萎える。ちゃんと集中してやってる、なのにミスした。いつもはちゃんとできてる、なのにミスした。あんたっていつもそうだよね、と自分を責める自分が出てくる。イヤになる。
明日は休日。もう思う存分寝続けよう。ふて寝だ。そう誓って、お風呂上がり、ベッドでゴロゴロしながらスマホをいじっていたら、同居人に呼ばれた。
わたしには二人の同居人がいる。秋の大仕事を終えて、ちょっと落ち着いた二人は最近、家に帰ってくるのが早くなった。