グレーテルのかまど~漫画“ワンピース”のセムラ~【書く習慣・DAY3】
ワンピース好きの私が、たまたまチャンネルをあわせたら
NHKの「グレーテルのかまど」という番組で~漫画“ワンピース”のセムラ~というタイトルの放送をしていました。
NHKでワンピースがらみのことをやるのね、とびっくりしつつ、私がワンピースのキャラクターの中で一番好きなサンジ(好きすぎて、調理師に転職して、カポエイラを習ったくらいだ!ちよっと愛が重いぞ!)が中心のエピソードホールケーキアイランド編の中の挿話なので、うれしくなってかぶりつきで見ました。
「漫画“ワンピース”のセムラ」
初回放送日: 2021年3月22日 再放送 2022年2月28日
~漫画“ワンピース”のセムラ~より
お菓子が食べられないと、かんしゃくを起こし、我を忘れて暴れまわる、危険な人物ビッグマム。ビッグマムのお菓子への執着の始まりが、子どものころに食べたセムラ。アーモンドのフィリングをたっぷり詰めて、生クリームもたっぷりのせた、カルダモンのさわやかな風味のパン菓子だ。スウェーデンの人々が春を感じるという、イースターのお菓子セムラに、ヘンゼルも果敢に挑戦!
今回の主役は、ルフィではなく、ビッグ・マム
(今日のタイトル画は、コミックスのビッグマムを模写して着彩しました、初めて描いたよビッグマム)
ビッグ・マムとは、四皇ビッグ・マム海賊団船長にして、万国(トットランド)女王。お菓子のためなら、どんな犠牲もいとわない。「コレが食べたい」と頭に浮かんだものが食べられないと街を破壊するほどの癇癪を起こす。主人公とは敵対関係にある人物です。
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ワンピースのコミックス86巻、第866~867話に幼き日のビッグ・マムの大好物としてセムラというお菓子が登場しました。
カルダモン薫る丸パンに、マンデルマッサと呼ばれるアーモンドペーストと、バニラ味のホイップクリームを挟んだ、夢のようなお菓子
セムラ
スウェーデンでは、キリストの復活を祝うイースターの前に食べるという「カーニバルのお菓子」です。
このイースターから数えて45日前から、スウェーデンでは断食に入ります。昔はその断食に入る前にカロリーの高いセムラでたっぷり栄養を取るという習慣がありました。今では断食の文化はなくなりましたが、イースター前にセムラを食べるという伝統のみが残っています。
ワンピースの漫画の中でも、エルバフという巨人の国で『冬至祭』という祭が行われ祭の12日前に『セムラ』というお菓子を食べ、それから断食をするという決まりがありました。
初めて食べたセムラの美味しさに、すっかり夢中になってしまう、10歳の頃のビッグマム(本名はシャーロット・リンリンなので、作中ではリンリンと呼ばれています)上の最後のコマでよだれを垂らしているのが、リンリンちゃんです。
セムラを食べてから、断食をはじめたビックマム。しかし、7日後にビッグ・マムは『食いわずらい』(セムラ欠乏症のようなもの)を発症してしまいます。狂気に陥ったビッグ・マムはセムラを求めて、巨人族の村を半壊させ、巨人族の英雄・ヨルルを殺害してしまい、巨人族の国から放逐されてしまうのでした。
その暴力衝動は、ビッグマム(リンリン)にセムラを食べさせることによって収まったのです。
そんな運命のお菓子 セムラ
グレーテルのかまどでも、とても美味しそうだったので、ぜひとも食べてみたくなり、都内でセムラが食べれる店を検索したところ、なんと自宅から自電車で8分の所にあったので、すぐさま行ってきました。
それが、学芸大学駅にある「ファクトリーラボ 神乃珈琲(かみのこーひー)」です。
これが、村を滅ぼし、人の命を奪うほど激しく求められた
魔性のお菓子セムラ
こちらのセムラは、ふわっふわの丸パンではなく、中がぎゅっと詰まった、噛み応えのある食感。でも生地に練りこんであるカルダモンの香りが、食べ終わった後いつまでも残ります。
中には、アーモンドペーストと、甘さ控えめのふわっふわのクリーム。
思わず ふわ~お! と笑顔になっちゃう美味しさでした。
でも、それほど執着するほどのものでも…と浅はかにも思っていたのですが、あれから丸一日たった今、「なんか…また…食べたいかも」と思っている私が…
なんだよ、中毒性があるのか!? セムラ 怖ッ!!!!
「せーむーらー!!!」と叫びながら、品川区を壊滅させる前に、また神乃珈琲に行ったほうがいい…かも?