見出し画像

韓流

『韓流』って言葉、今ではちょっと懐かしい。

韓流ブームのきっかけとなったのは、2003年ドラマ『冬のソナタ』だったと記憶している。
ペだよ🥸ぺ・ヨンジュン🥸
全20話。今思えば10話くらいにコンパクトに出来るだろうくらいにぺ・ヨンジュンとチェ・ジウの仲は運命のいたずら(もはや死語😆でも韓国あるある)で、なかなか恋が成就できない。日本ではNHKで放送され『冬ソナ』現象を巻き起こした。なんだかわからないメガネ男子も急増していた記憶🥸
以前は日本のドラマが韓国に輸出され、リメイクされていた時代。現在は映画もドラマも音楽もエンタメ業界の勢いは完全に逆転した。

2019年『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞を受賞した。非英語作品としての作品賞はアカデミー賞史上初。歴史が変わった2020年授賞式だった。

監督のポン・ジュノは韓国を代表する映画学校『韓国映画アカデミー』の卒業生。学校の運営費用の一部は映画発展基金で賄われている。財源は国家予算と企業からの寄付など。国をあげて、映画産業の人材育成に取り組んでいるのだ。
面白いのが韓国映画アカデミーに在籍する学生は年3本ほど映画制作が出来、映画館で上映できる良作品には、チケット代の3%が映画発展基金として徴収され、韓国映画アカデミーの次世代学生の育成に活用される。観る側も将来の優秀な人材に投資ができる素敵な循環システムが出来上がっているのだ。
日本のエンタメが抜かされてしまったのは当たり前。
日本って、人材に投資することが非常に下手な国なのだと感じる。これはエンタメ界だけではなく、普通の企業でも言えること。だから若者の離職率が止まらない。
俺の背中を見て学べは、もう古いのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?