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自己理解に役立った本3冊、ほか【5月の読書記録】
こんにちは!デザイナーのイワイです。
5月の読書記録のですが、個人的に「自己理解に役立った!」という本をメインに紹介していきたいと思います。
自身のキャリアが不安、やりたいことがない、どうなりたいか分からない、という不安を持っている人の参考になればと思います。
自己理解をした理由ですが、先日やった転職してからの活動報告会にあります。最初は普通に資料を作ったんですけど、やってくうちに自分の理想の姿や価値観がハッキリしてなく、それが原因で筋が通ってなくなってるなと感じまして。これはマズいと自己理解をする必要に駆られ、セルフコーチングをしながら自己理解を深め、ありたい姿を定義していった感じです。(報告会自体は無事成功しました✌️)
でも基本的にはセルフコーチング(自力での自己理解)はめっちゃ大変で難しい気がしてます。お金がある場合にはプロにコーチングしてもらった方が、正しくスピーディーに結論に至れるんじゃないでしょうか。(じゃあこの記事の意義ってなに?)
とはいえ役に立ったのは事実ですので、紹介していきたいと思います。レツゴ!(BKB)
セルフアウェアネス
著者:ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
そもそも「自己認識」とは何なのか、自己認識を高めるとどうなるのか、どうやって自己認識を高めていけば良いのかに、様々な視点から述べられた本です。(本書では統一して「自己認識」という言い方がされていますが、自己理解と同様のことだと思っていただければ幸いです)
個人的に一番印象的だったのは、「自己認識には内面的自己認識と外面的自己認識の2つがある」という主張です。
内面的自己認識とは、自分が自分についてどう捉えているか。外面的自己認識とは、他社が自分についてどう捉えているかです。続けて自己認識力が高い人は、この2つのバランスを保つことを強く意識していると主張されています。
これかなり衝撃的で、このことを知っているだけで自身の考えていることと他社からの指摘を客観的に見れるようになったり、内面的自己認識と外面的自己認識を分けて書き出してみて、そのギャップはどこから来ているんだろう、という分析をすることも出来ました。
構成も15ページ前後のコラムが複数個あるというものでとても読みやすく、最初の1冊としても手軽でオススメです。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド
著者:八木仁平
「うるせえ〜〜〜!!!」って感じのタイトルですよね。
ずっと書店で見かけていてこの本のことは知ってはいたんですけど、僕も「胡散臭え〜〜〜〜!」と思って買わずに。まあけど、いい機会だし読まないよりはマシだなと思って購入しましたが、意外と良かったなあ、と。
少し仰々しいタイトルですし、あまり期待しすぎない方が良いとは思うのですが、本書のメインの主張である「本当にやりたいこと=大事なこと×好きなこと×得意なこと(なぜやるか×何をやるか×どうやるか)」というメソッドは使えるなと思いました。
実際のワークを行いながらこの3点を掘り下げていくのですが、このワークに友達や家族恋人など、「知り合いに聞いてみる」というフェーズがあって、それが前述の外面的自己認識に繋がっいて理にかなっていると感じました。
働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える
著者:村山 昇
これも見る人が見れば胡散臭いと感じるのかも。
この本は、働き方という視点から、「仕事って一体なんなの?」「キャリアって?」「能力って?」「会社って?」「働き方って?」「幸せって?」のような、根源的な仕事に対する疑問・モヤモヤに答えていくこてとで、健全な仕事観が養える一冊です。
自己理解という点では前2冊ほど記述があるわけではないのですが、仕事や働くことの一通りを全体感を掴むことで、そこに対して自分はどうしたいんだろう、その中で自分は何がしたいんだろうと、自分への問いの練度が上がった気がします。
自己理解に興味がなくとも、働く人にとって有用な話が沢山書いているので、是非オススメしたい一冊です。(分量は多いですが、グラフィカルでとても読みやすい!)
今月読んだ本じゃないけど、自己理解・キャリアについてオススメの本
スタンフォード式 人生デザイン講座
エッセンシャル思考
科学的な適職
■その他に読んだ本
自己理解については以上!ここからは普通に読んだ本の記録です。
取材・執筆・推敲
著者:古賀 史健
先月から読んでたんですけど、やっと読み終わって、本当に面白かったー!
散々つぶやき読書で読書メモしていたので、ツイッターフォローしていただいた方はまたかよという感じだと思うのですが、個人的にはタイトルの「取材・執筆・推敲」がデザインプロセスにとても似ているし、実際内容もとても参考になることばかりで、何度も読み返したくなる一冊でした。
取材・執筆・推敲、読んでる途中から「これはかなりデザインのプロセスに似てるし参考になるぞ」と思っていたら、文中で「アーティストと比較するとライターは“デザイナー”である」という記述が出てきてなんか感動した
— イワイ (@iwi_des) May 12, 2021
あと、個人的には「文章のリズム」に言及されていたのもポイントでした。常々自分も大事だなと思ってはいつつ、言語化出来ていなかったので。
ぐんぐん正解がわからなくなる! アート思考ドリル
著者:若宮 和男
「わかるさんのイラストが可愛い!」って思って買ったのですが、中身もかなり面白かった〜
タイトルの通り、ぐんぐん正解がわからなくなっていく感覚はとてもおもしろく、読み終わった後には「まあ正解はないんだし、自分なりに考えてやってくしかねえな!」となる面白い本でした。
何事にも正解を求めたくなっちゃうアナタにオススメしたい一冊!
ニューコンセプト大全 仕事のアイデアが生まれる50の思考法
著者:電通Bチーム
これもおもれ〜〜かった!流石電通って感じですね〜
そもそもBチームとは、電通社内で個人でも活動しているようなB面を持った人達を集めたクリエイティブ・シンクタンクなのですが、コレがまず凄い共感しましたね。
言われ尽くしていることですが、これからはやはり個の時代というか、「あなたはどんな人なんですか?」に会社名で答えてはいけないような気がしていて。そういう、集団ではなく、個での強さを持ったチームというのはめちゃくちゃワクワクするし、自分も作れたら良いなと思っていたのでスルスル入っていきました。
紹介されている事例も、実務に使えそうなものからぶっ飛んだものまで沢山あり、とても良い本でした。
いまこそ知りたいDX戦略 自社のコアを再定義し、デジタル化する
著者:石角友愛
急にちょっと堅苦しいですね。
これ、自社がDXを推進していくようなビジョンを打ち出しているのに、自分がDXについて何も理解できていないのはマズいなと思い購入しました。
個人的には、DXとデジタイゼーション・デジタライゼーションの違いをキチンと定義した上で、DXのフェーズと導入の難しさを述べていて且つ、文体や内容も小難しくなく読みやすかったので入門の一冊として読めて良かったなと思っています。
個人的にはタイトルにもなっていますが、「DXとは会社の価値のコアをデジタル化すること」という主張と、「DXするためには社内政治も必要で、そのためにはこういう人材を抑えつつ、責任者の理解を得なければいけない」、みたいな実際にDXする時の具体的な進め方が述べられていたのが良かったです。
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はい、意外と読んでましたね。GWは映画を見まくって本は読んでなかったので、かなり良いペースだったんじゃないでしょうか。
「取材・執筆・推敲」を読んだのに、お前の文章力はこんなもんかと言われそうですが、こういうのは続けるのが大事なのでね。来月もアップされることを期待しながら、オススメの本がありましたら教えてくれると喜びます!
ではまた!