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VR空間のバーチャルオフィスが在宅勤務の最適解か?【#86】

今日のトピックは「バーチャルオフィスの利活用」について。

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こんにちは、こんばんは。
VR/ARの会社を設立した大学院生(@iwhododo)です。
VRは注目の高い領域だけに、日々大量のニュースを目にします。
そこで毎日1つだけVRに関連したトピックを取り上げてお届けしています。
※ちなみに選定基準は100%の独断と偏見に基づきます。

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本社をバーチャル空間に移転

株式会社ロゼッタは、10 月 1 日より本社機能を VR空間に移転することを発表しました。登記上の本店については現行法では VR 空間上のオフィスは認められないので、登記上は現住所のままで本社機能を移転することになります。また、VRアプリの仮想空間に本社が存在することになり、所在地をどの
ように表記するかについては現在検討中とのこと。

会議にはSpatial.ioなどが使われるようです。
関連記事:オンラインとオフラインのハイブリッドな時代におすすめのコミュニケーションツールは何か?【#33】

今回VR空間へのオフィス移転を発表した株式会社ロゼッタはAI自動翻訳の開発を手がける企業。VRで国境を、機械学習で言語の壁を越えて世界中の人と交流できる世界の実現を心待ちにしています。

この未来が実現した世界として、『NO MAN'S SKY』というゲームを紹介します。『Minecraft(マインクラフト)』を大きく超えて世界で最も大きいMAP面積を誇り、広大な宇宙で星間を自ら操縦する宇宙船で飛び回ったり、惑星を探索したりできる自由度の高いアドベンチャー作品です。
関連記事:1800京個の多すぎる惑星で誰かに遭遇するという奇跡的な体験について|今日の「ヤバい!VR」#5

本作で注目すべきはPC・PS4・Xbox One向けに販売されており、VRにも対応したクロスプラットフォームプレイと、テキストに自動で書き起こしたり、外国語を自動翻訳してくれたりする機能です。これによって1800京個もある惑星の中でたまたま遭遇した人と言葉を交わすことができます。それが外国語であるからこそ逆に宇宙で別の惑星の住民と話すような錯覚も芽生え、不思議な感覚を味わうことができます。

バーチャル企業のモデルケース:eXp Reality

アメリカの不動産仲介会社「eXp Reality」はバーチャルオフィスのモデルケースとして注目を集めました。
現実空間には実際に社員が通うオフィスは1つも存在せず、バーチャル空間のオフィスにアバターとしてログインする方式で、設立から10年著しい成長を遂げています。2017年10月以来、株価は3倍以上に伸び、2018年5月にはナスダックに上場。取引初日には時価総額10億ドルを記録しました。

eXp Realityで使用されている仮想空間オフィスの技術を開発する傘下のVirBELは今回の新型コロナウイルス感染拡大に際して、外部提供を強化。昨年から大きく売上を伸ばしています。

オンラインでの仕事で使われるテレカンファレンス(テレカン)ツールにも工夫が加わり、デジタル名刺アプリなどの関連サービスも多く聞くようになりました。
関連記事:ハンコもいらないけど、名刺もいらなくないか?【#24】

今後はさらにオンライン独自の良さを引き出しつつ、現在の課題を克服するツールやサービスが登場するものと思われます。

バーチャルオフィスは今後の最適解か?

一見するとバーチャルオフィスは新しい生活様式における最適解にも思われます。
しかしながら、実際には在宅勤務はアイデアが出なかったり、周囲の環境がわからずに不安が募ったりと欠点も明るみになっています。

Googleの「20%ルール」は自然消滅し、日本のゆとり教育はうまく機能しなかったと評価されています。
Scienceに掲載された「The MOOC pivot」という論文では、edXやCouseraのような、誰でも受講可能な講義・Massive Open Online Course(MOOC)によって、逆に教育機会格差の拡大が指摘されています。

予想に反していわゆる「お利口な」仕組みは機能しないかもしれません。現在さまざまな場所で取り組みがなされているサービスにはそれを克服する仮説が組み込まれていることを期待してます。

私たちも現在、立ち話や一緒に作業ができる音声SNSを開発しています。音響に明るいエンジニアやiOSエンジニアを募集しているので、ご興味の有る方はぜひ以下からご連絡ください。

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出典:株式会社ロゼッタ

会社のみんなとドーナツ食べます。