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【悲報】それでもリアルなコミケに行きたい。【#35】

今日のトピックは「冬コミの開催中止」について。

こんばんは。
VR/ARの会社を設立した大学院生(@iwhododo)です。
VRは注目の高い領域だけに、日々大量のニュースを目にします。
そこで毎日1つだけVRに関連したトピックを取り上げてお届けしています。
※ちなみに選定基準は100%の独断と偏見に基づきます。

毎日更新しているので、ぜひフォローしてチェックしてください。

冬コミ中止、21年GWにC99開催予定

コミックマーケット準備会は、2020年冬に「コミックマーケット99」を開催しないと発表しました。当初、2020年冬としておりましたコミックマーケット99の開催日程については、期間・会場が確定した段階で改めて公式Webサイト等にて告知するとされていましたが、改めて2021年のゴールデンウイークに「コミックマーケット99」の開催を目指すとしています。

「コミケ」の中止は今年3月の「C98」以来、史上2回目。
※正確には今回はC99は中止ではなく、GWへの開催延期です。

中止に至った原因としては新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が収束していないことに加えて、東京五輪の開催延期に伴って、会場が縮小しているため、年末にこれまでの3日間開催を4日間に延長することが非現実的であることも理由に挙げられています。

準備会は開催中止にあたって以下のように発表しています。

「コミックマーケットは同人誌を中心としてすべての表現者を受け入れ、継続することを目的とした表現の可能性を拡げるための「場」である」ことを理念に掲げるにもかかわらず2020年の1年間、リアルな「場」としてのコミックマーケットを開催できないことは、我々準備会にとっても痛恨事に他なりません。しかしながら、コミックマーケットは、規模の大きさ故に社会的影響も考慮しつつ、継続を旨として慎重に事を進めていきたいと考えています。今後も開催継続に向け、最善を尽くして参りますので、参加者・関係者の皆さんには、重ねてのご理解・ご協力をいただければ幸いです。

「#エアコミケ」の発展

1975年12月に誕生した「コミックマーケット」。2020年の冬は、生誕45周年を迎える記念としても、企画や「エアコミケ」を発展させていくことを検討していると準備会は発表しています。

「エアコミケ」とは、C98中止を受け、同人文化の灯を絶やさないために開始された「がんばろう同人」プロジェクトの一環で実施された企画で、Twitter上に「#エアコミケ」のハッシュタグをつけた投稿をして、まるで実際にはコミケが行われているかのように思い思いのツイートで参加します。

また、pixivが運営するECサイト「booth」などを活用してオンラインで同人誌やグッズの購入が可能になっていました。

エアコミケの発展はなにか?

エアコミケの発展として容易に考えられるのが動画配信やVR上でのイベント実施でしょう。これは全くの私見ですが、YouTubeに限らず、ニコニコ動画やbilibili動画が積極的に関わってくれるかもしれません。

Remoのようなオンライン会議ツールを使って実際の売り場を再現して売り子さんや作者さんとお話したり、Discordでスタッフが連絡をとったりする

売り場を細分化すればRemoでもリアルに近いコミケが実現できそう

その他のオンラインでのコミュニケーションツールについてもまとめているので、詳しくはこちらのnoteを合わせてご覧ください。

さて、VRでの同人即売会としては既に「バーチャルマーケット(Vket)」というイベントが定期的に開催されています。詳細は以下のnoteにまとめていますが、次回は、2020年12月19日(Sat.)から2021年1月10日(Sun)の 23日間にわたって「Virtual Market 5」が開催される予定です。

VR空間上での体験はイチから作られた世界観を目一杯楽しんだり、対面しているようにアバター同士で話せたりという魅力があります。

それでもコミケに行きたい

しかしながらリアルなコミケだからこそ味わえる魅力も、もちろんあります。始発の電車に乗ってビッグシティに向かい、開場を待ちわびながらカタログを眺める時間は、一見無駄に思えるけれど、徐々に上がるボルテージと「コミケ雲」ができると語り継がれるほどの熱気にはまだまだ変えがたいものがあります。作り込まれたコンテンツには生えない「雑多」、「カオス」は現場が持ちうる魅力のひとつでしょう。はじめて訪れた中1から、何を買うでもなしに足を運んで少ない小遣いを溶かしていた記憶は今も鮮明です。

偶然の出会い(セレンディピティ)や対面に近いコミュニケーションというものは確かにVRで部分的に置き換えることはできます。
しかしながら、現実の代替品ではありません。VR特有の価値をこそVRでは活かすべきであって、現実の模倣ではいつまでも現実に劣った体験にもどかしくなるばかりです。それぞれの良さを活かしつつ、新しい形でのイベントや日常を築き上げていければと考えております。

弊社・World Makerでも現在、お問い合わせを受けつけております。
VRでの研修や、中止や延期を検討しているイベントや展示会の主宰または参加、普段のオフィスやリモートワーク支援など、まずは下記のHPなどからお問い合わせください。VRに限らずオンライン化などもサポートいたします。

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過去のnoteはこちらにまとめています。

出典:コミックマーケット準備会



会社のみんなとドーナツ食べます。