吉祥寺で映画「まっ白の闇」を見た。
吉祥寺で映画「まっ白の闇」を見た。
映画館にはよく会うDの施設のスタッフもチラホラ見え、覚せい剤をテーマにした映画が気になっていた様子。
先日は川崎のスタッフも見たと言ってたし。
それもそのはず、茨城のDARCが撮影協力しているし、最初と最後の太鼓の出てくる舞台にはおそらくそこの施設利用者。
覚せい剤を水に入れる時、覚せい剤が粟立つことなど、ホント一部の人しかわからないことだし、いろいろ面白かった。
薬物による影響の行為や、留置場の状態や、「ここおかしいな。」と思うところがチラホラあったが、そもそも映画なのですべてが演技。
この主人公(の役)が幻覚を見ているのか、虚言か、オーバーアクトで誇張に見えたりしたが、これはこれ。
自分が見たものがそう見えただけの話。
始まりは前衛的な舞台。太鼓の音が鳴り響く。
後半も薬物依存症のための施設での太鼓の練習シーンもあった。
その施設の設備はどう見ても本物だった。畳の古さ、生活感。蚊取り線香とストーブが同じ畳に置かれているのもリアル、多分実際の施設。
そこの施設自体は見たこと無いが、他の施設とよく似ている。
回復施設に太鼓を導入するってすごくいい!
女性の更生施設で働く友人は、太鼓セラピーを一押ししていたが、なるほど、これは非言語でソマティックなセラピー。
トラウマセラピーにドラマが使われるように、何かに成りきることで、「偉大なる力」を感じることもできそうだ。
そもそも太鼓は神事に使われる神聖なものだし、
それは、共通的無意識から湧き出る行為で世界各地にある。
ゴリラのドラミングだって太鼓みたいなものだ。
各地のDの施設で導入されているのがよくわかる。
舞台のダンサーは全員が非当事者のようで、キレッキレのプロの動き。
ダンスも、神聖な神事である。
太鼓と相まって迫力ある舞台。
いつか、コンベンションでこういった太鼓+ダンスの演舞を見たいわあ。
今日の記念に、主人公と同じ表情をして自撮りしてみた。
近々この映画を見に行く友人の竹田淳子さんがどのあたりに出演していたのか、見つけられなかったのが残念。
映画まっ白の闇、まだまだ上映日あります。
http://shiroyami.info/