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あえて批判的にみて見過ごされた欠点を探す

あえて批判的にみる

現状の課題や問題点を把握することは、当たり前に大切。

しかし、私たちは慣れ親しんだものや成功体験に囚われ、見過ごされている欠点や改善点に気づけない。

そんなときに役立つのが、「あえて批判的にみる」という思考法である。

コンサルティングの現場でも使われるテクニックで、クライアントの提案などをストレートに批判するのではなく、「あえて批判的な立場をとらせてもらうと…」といったように、ワンクッション置いて問題点を指摘する手法である。

批判的にみる重要性

批判的にみることで、

  • 見過ごされていた欠点を見つけ出す: 誰もが見て見ぬふりをしていた、あるいは気づいていなかった問題点を発見し、改善につなげることができる。

  • 客観的な視点を持つ: 自分の意見や思い込みにとらわれず、客観的な視点で物事を評価できる。

  • 新たなアイデアを生み出す: 問題点を明確にすることで、それを解決するための新たなアイデアが生まれる可能性がある。

「批判的にみる」の活用

DX推進においても、「批判的にみる」思考法は有効である。 例えば、

  • 新しいシステムの導入: 「あえて批判的な立場をとると、このシステムは本当に使いやすいか?」「導入コストに見合う効果があるか?」と問いかけることで、導入前に潜在的な問題点を洗い出し、改善につなげることができる。

  • 業務プロセスの見直し: 「あえて批判的な立場をとると、この業務プロセスは本当に効率的か?」「無駄な作業はないか?」と考えることで、業務効率化のための新たなアイデアが生まれるかもしれない。

  • 顧客ニーズの分析: 「あえて批判的な立場をとると、この商品は本当に顧客のニーズに応えているか?」「改善点はないか?」と問いかけることで、顧客満足度向上のためのヒントを得ることができる。

「批判的思考」も必要

常に前向きな姿勢だけでなく、批判的思考も必要である。 既存のやり方や考え方を見直し、改善点を見つけ出すことで、より効果的なDXを実現できるだろう。

批判することは、相手を否定することではない。 それは、より良い未来を創造するための建設的な姿勢である。 DX推進においても、この姿勢を忘れずに、常に改善と成長を目指していきたい。

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中小企業DX事典|Iwakami Sho|note

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