階段の最後一段を踏み外す呪い
そろそろ、最後の1段の話をしたい。
階段の最後1段を踏み外しがちである。
それは、自分の家のよく慣れた階段で起こりやすい。
1段の段差が小さくても、「あと1段ある」と思って降りる動作と「もう階段終わり」と思って降りる動作で、身体の挙動がまったく違うのは興味深い。
そして、めちゃめちゃ痛い。
ガクっと転びそうになるし、下手な着地をすると骨折しかねない。
このまま歳を重ねたら骨折する事故が発生すると思う。
視点を変えて、「最後の1段がどこか分からない」というのは、さまざまなシーンで起こる。日々の生活では、映画のエンドロールのように「ハイ!ここで終わり!」と教えてくれない。
株を買えば、どこが売り時なのかなんて全然分からないし、仕事の終わりどきだって自分で決めて終わりにしなければいつまでだって仕事を探すことができる。
逆に、「え、いまので終わり?」とか急に終わりきた!などもよくある。
いつ終わりがきてもいいように、心づもりをして最後の1段に備えたい。
なにとぞ。